四川会理県中学を定年退職した元教師に実刑判決
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 【明慧日本2020年5月8日】1年間にわたって拘禁された法輪功学習者・許世開さんは2020年4月22日、四川省会理県裁判所により、懲役1年4カ月の実刑判決を下された。これは会理県公安局が誹謗中傷し、証拠を捏造し、検察庁が事実を無視して起訴したために、許さんの件が裁判所により政治的に利用され、でっち上げられた裁判結果である。

 許さんは涼山州会理県中学校を定年退職した元教師である。許さんは40代の時にある奇妙な病気に罹ったことがあった。皮膚が突然痒くなり、手でちょっと引っ掻くと血まみれになり、西洋医学や漢方など多くの処方を試しても効果がなかった。医師は「皮膚病の元は血液で血液の癌に相当しており、未だに薬がない」と診断した。1996年、許さんは法輪功の修煉を始め、皮膚病は治った。それから20年来、許さんは健康で、1日の休暇も取ったことなく、病院に1回も行ったことがなかった。

 許さんの件は先に連行され、次に偽の証拠を作成されて、最後に判決が下された。

 2019年4月23日の夜9時過ぎに、会理県国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の大隊長・李祥、副大隊長・寧徳祥、指導員・王紫発らが20人あまりの警官らを率いて、許さん宅に押し入って、許さんと許さんの息子夫婦合わせて3人を連行し、家宅捜索を行ない、多くの個人財産と法輪功の関連書籍を押収した。

 翌日朝、警官らは許さん一家を連れて外のあちこちまを回って、撮影した。この撮影の目的は、先に許さん一家を連行し、その後、偽の証拠を作り上げることにあった。

 国内安全保衛部門の上述の3人の幹部は憚らずに偽の証拠を作り上げ、そして、このでっち上げた罪名の書類を検察庁に提出した。残念なことに、検察庁はこれらを調査もせず、監督もせずに、法律の常識に違反したまま許さんを起訴した。

 会理県裁判所は2019年10月23日に許さんに対して開廷した。弁護士は「法輪功を修煉することは、法律に違反していない」と強く主張した。

 2020年4月25日に、家族は裁判所へ行って、許さんの案件について尋ねた。裁判官は「先週すでに裁決した。懲役1年4カ月の実刑判決だ」と答えたという。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/4/29/404517.html)
 
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