【明慧日本2020年7月1日】生計のために頑張っている人達はまだ熟睡中だった2020年6月10日の午前5時過ぎに、武漢市黄陂区(こうひく)公安支局国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の陳姓警官が、多数の警官らを率いて突然に現地の法輪功学習者・李菊華さんの自宅に押し入って、坐禅中だった李さんと訪れていた姉を連行した。
その後、中国共産党(以下、中共)の警官らは非常に上手なやり方で家宅捜索を行ない、李さんの多くの個人財産を押収し、対句を剥がした後、姉妹の2人をパトカーに押し込んで立ち去ろうとした。
当時、李さんの家の前に、ある若い男性がいた。その男性は付近でアルバイトをしており、集合時間前にスマートフォンを見ていた。陳姓警官はその男性が警官らの悪行を目撃したと憶測し、男性に近寄って厳しく詰問した後、数人の警官らに指示してその若い男性をパトカーに押し込んで立ち去った。
その後、李さんの家族は派出所へ2人の情報を尋ねに行ったが、李さんは15日間、姉は10日間、身柄を拘束する刑罰だと言われた。また、2人とも武漢市東西湖二支溝女子拘置所に収容されたという。
この善良な2人は「自宅で坐禅をしていただけで違法行為は何もしていない、なぜ、連行されたのか」とその理由を尋ねるかもしれない。全くその通りだ。警察署は市民の安全を保護するべき所なのに、逆に乱暴に扱われた。これは、どんな社会なのであろうか、それはどんな政府なのであろうか。
李さんは法輪功を修煉し、真・善・忍を信条としてより良い人を目指していただけで、21年来、2回にわたって労働教養を強いられ、何度も連行され、家宅捜索を受け、嫌がらせを受け、監視され、脅かされてきた。たまに、親せきや友人が来ても「違法集会」とでっち上げられて、連行された。これらは独裁体制のもとで、中共が国民を迫害している真実の状況である。