慈悲心で法を守る
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2020年7月26日】師父は説かれています。「大法の尊厳を守りたいという考えは正しいのですが、どのように守るのでしょうか? 相手の口を塞いでしまうのでしょうか? 相手と議論するのでしょうか? 皆さんに教えますが、他でもなく慈悲をもって衆生に対処し、人々に真相を伝え、大法の尊厳を守ることです。これであなたは大法の尊厳を守ることができるようになります。(熱烈な拍手)」[1]

 また、師父ははっきり述べられています。「大法の尊厳は常人の手段で守るものではなく、私たち大法弟子一人一人の本当の慈悲と善の表れによってもたらされることであり、作られるものではありません。人間の行為、人間の手段で作られることではありません。それは慈悲から来ており、衆生を救い済度することと修煉の中から現れてくることです。皆さん全体の修煉が良くできていれば、世の人々は大法が良いと言い、大法を尊敬するようになります」[1]

 師父の説法を学んで悟ったのは、衆生が大法を攻撃するとき、あるいは大法に対して罪を犯したとき、大法の一員として大法を守らなければなりません。大法を守る際、完全に衆生のための基点に立ち、慈悲の心をもって大法とは何かを伝え、悪の一面で争うのではありません。善の力は最大であり、衆生の背後にある悪を解体し、衆生を救うことができ、または危機を打開することもできます。 心構えが違うと結果も違ってきます。

 ある刑務所で、警官が同修にいわゆる「四書」(法輪功の修煉を放棄させるために、強制的に書かせる書類)を書かせようとしたところ、同修は言いました。「あなたはいま何をしているかお分かりですか?  これは法輪大法、宇宙の正法に対して罪を犯していることですよ。これは命取りの問題です。他の人のことを考えなくても、自分の命のために考えてください。まず命があってのことでしょう。本当にあなたのためですよ」。警官はその同修を家に帰し、それ以上「四書」を書かせようとはしませんでした。

 刑務所を出るとき、警官は修煉者に犯罪情報提供書に署名を求めましたが、同修の1人はそれを読んで「これは私への侮辱だから署名しません」と言いました。 その結果、この同修はベッドで手足をぴんと引っ張られる拷問を5日間も継続されました。 別の同修は「これは法輪大法に対する犯罪だから、署名しません!」と言うと、 警官は去って行きました。

 同修が大法に関する資料を配ろうと出かけたところ、交差点で警官に出くわし、「もう配り終わったのか? 私と一緒に来て!」と声をかけられました。同修は「ご存知ですか?  真・善・忍は宇宙の根本的な法であり、法輪大法は正法です。これに反対する人は宇宙の正法の中で淘汰されますよ」と言いました。それを聞いた警官はトボケたように「え、え、何か言った? もう一度言って」と言い、同修はもう一度繰り返しました。すると 警官は「もう行っていいよ」と言いました。

 同修は資料を100部持って、配りに出かけました。しかし、悪意のある人に通報され、4人の警官が乗った車に乗せられ、派出所に連れて行かれました。同修は警官に「これらの資料は人を救うための資料です。こんなことをしたら、法輪大法に対して罪を犯すことになり、命取りになりますよ。あなた達は自分の命のためによく考えないのでしょうか?!」と言い、そして、警官に迫害の実態を話しました。 最後に派出所の所長は「インターネットに接続しているかどうか見てみようと言い、 警官が接続していないと答えると、 所長は同修を車で速やかに帰宅させるよう指示しました。

 注:
 [1] 李洪志师父の著作:『各地での説法三』「大ニューヨーク地区法会での説法」

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/7/5/408588.html)
 
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