文/中国の大法弟子
【明慧日本2020年8月1日】娘は今年33歳です。娘婿が仕事の関係でいつも家を空けているため、今、娘と外孫娘は実家に戻って一緒に住んでいます。多くの若者と同じように、娘は小さい頃から甘やかして育ててきたので、家の事はほとんど手伝ってくれません。娘はスマホにはまり、ベッドでも、ソファーに座っているときも、トイレに入っているときでもスマホを手離さず、連続ドラマを見だすと、ご飯が出来て呼んでも出て来ません。私は孫の世話をするほか、全ての家事をやっているので、時には、ストレスを感じ、怨恨心も出てきました。その時、私は法、「圓満となって佛果を得る 苦を嘗めるをもって楽とす」[1]を暗唱しました。そうしているうちに気持ちが落ち着いてきて、「自分を小坊主としょう」と思いました。
娘は怠けものですが、大法のことを信じ、私の修煉も応援してくれていて、大法の為にお金も力も躊躇なく出してくれるので、しっかりしている部分もあります。
最近、コロナウイルスの関係で、家族は家で過ごす時間が多くなりました。ある日、娘は「どうせ外出ができないなら、一緒に法を学ぼうか」と言い出しました。夫も孫も賛成し、私はもちろん願ってもないことですから、そこで、4人は足を組んで『轉法輪』を学び始めました。何回か習った後、孫が「分からない」と言ってお爺ちゃんを誘って遊びに行ってしまいました。しかし、娘だけは部屋に残って法を学び続けました。時には、私達は一緒に師父の功法の動画を見ながら、五式の功法を習いました。そのおかげで、自分の煉功の動作もより正確になりました。
ある日、昼食をした後、私は台所で皿洗いをしていました。娘が入ってきて、「お母さん、お皿を洗おうか? お母さんはもう何年も洗って来たから、これから皿洗いは全部私に任せなさい」と言いました。私はびっくりして、しばらく言葉が出ず、冗談かと思いました。しかし、娘は本気で茶碗を手に取って洗い始め、そして、「『轉法輪』をやっと一通り読み終わった。これから私もいい人になるから、なんでもお手伝いをするわ」と言いました。さらに、「夫に法輪功の素晴らしさを言っても信じてくれなかった。それは彼が大法の素晴らしさを体験していないから、今度、私は自分の行動で彼に大法の素晴らしさを実証して見せよう」と言いました。「そうね。あなたが変われば、彼も大法の事を信じてくれるようになるでしょう」と私が言うと、娘は「そうしよう」と言いました。
その時、娘がどこまでやれるか、正直に言って自信がありませんでしたが、すでに1カ月が経ちました。娘は毎回ご飯の後、進んで茶碗を洗い、台所を掃除し、時には、私よりも上手に出来ています。今まで、布団もたたまず、ベッドもきちんと整理しない娘が、今、自分の部屋をきちんと片付けるだけでなく、リビングまできれいにしてくれます。ある日、外出から帰って来て、私が服を洗濯しようとしましたが、気付いたら、娘がすでに洗ってくれて、靴下まで洗ってくれていました。今までは、娘達に洗濯をした後、「洗濯物を干して」と頼んでも手伝ってくれませんでした。
娘は確かに変わりました。心が優しくなり、人を思いやることができるようになり、自らを探すことができるようになりました。以前、スマホにはまり、怠けものだった娘はすっかり変わり、内面から外観まで、まったく強制的ではなく、自然と変わっていきました。娘は明るくなりました! 綺麗になりました! すべての変化は『轉法輪』を読んでから始まったのです。師父が仰られた「大法さえ読んでいればあなたは変わっており、大法さえ読んでいればあなたは向上しているのです」[2]の通りでした。一方、娘は「お母さんがしっかり行なえば、私達も変わるのよ」と、私にしっかり行なうようにと促してくれました。
最近、「外出禁止が続いている中、夫婦間のトラブルが多発し離婚率が上がった。学校が休校している間、子供達は気が狂った小動物のようになった」等のニュースがあります。しかし、私達は外出禁止の中、トラブルが一つもなく、家族全員が大法の洪大な佛恩を浴び、とても和気あいあいとしています。
ここまで書くと、感謝の気持ちでいっぱいになり涙があふれてきました。大法から恩恵を受けた事は他にもたくさんありますが、もうこれ以上申しません。娘の変化から、もっと多くの人々に法輪大法の素晴らしさと師父の無量の慈悲を感じてほしい、大法を正しく認識し、大法を理解して、素晴らしい未来を選択してほしいと心から願っています。
注:
[1] 李洪志師父の詩:『洪吟』「その心志を苦しめる」
[2] 李洪志師父の著作:『精進要旨』「法の中に溶け込む」