雲南省玉渓市の親子 ともに懲役4年の実刑判決
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  【明慧日本2020年8月15日】雲南省玉渓市の法輪功学習者・張亢さんと母親の任恵萍さんが不当に拘禁されてから、すでに6カ月以上が経った。玉渓市江川県裁判所は6月9日、インターネットを通じて開廷し、同月20日、2人に懲役4年の実刑判決を言い渡した。

 7月29日になって、張さんの弁護士はようやく裁判所からの判決通知を受け取ったという。

 張さんは西南師範大学を卒業してから、2015年8月、玉渓市の教師資格試験を受け、華寧県の教師の資格を得た。2015年9月、張さんは華寧県の辺鄙な山岳地帯のイ族、ミャオ族自治県通紅甸郷の華寧第九中学校に赴任し、国語の教師となった。張さんが法輪功の信念を堅持し、「三書」を書かないため、華寧県第九中学校は華寧県教育局の指示により、2016年8月16日、1年間の雇用期間が満了したことを理由に、張さんを解雇した。

 張さんはそれを不服として、華寧県労働仲裁委員会に仲裁を申し立て、仲裁委員会も立件したが、その後、なぜか案件は取り下げられた。張さんが労働仲裁委員会に取り下げ通知を取りに行った時、華寧県の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の私服警官に尾行されていることに気付いた。

 2019年10月23日、母親の任さんは法輪功迫害の実態が書かれた資料を配布した時、紅塔公安支局に連行された。当日の深夜11時過ぎ、玉渓市紅塔公安支局の警官・朱家勇など8人が任さんの自宅に押し入り、不当に家宅捜索を行った。そして、プリンターの所有者は娘の張さんであると言って、午前1時過ぎに張さんも連行した。

 現在、任さんと張さん親子は紅塔区留置場に拘禁されている。

 任さんと張さんが連行されてから、家に残された父親は、孫娘の世話をしながら、高齢の両親の面倒も見なければならないため、生活は大変困難な状況となっているという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/8/3/409954.html)
 
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