台湾で各地区担当者の学法交流会を開催
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 【明慧日本2020年8月16日】台湾における法輪功のボランティア地区担当者200人以上が7月25、26日の2日間、雲林県で年に一度の学法交流会を開催した。皆で学法(『轉法輪』を学ぶこと)した後、時間を大切にして学法すること、生活や仕事において心性を向上させること、学習者を支援すること、修煉環境を維持すること等のテーマに対し、各自の経験を発表して、交流を通して互いに高め合った。参加者たちは多くのことを学び、自分の不足を見つけ、今後もっと精進して着実に修煉し、地区の学習者全体のために貢献できることを望んでいると述べた。

'图:二零二零年七月二十六日清晨,来自台湾各地的法轮功区辅导员在云林斗六棒球场旁集体炼功。'

台湾各地の地区担当者が雲林斗六野球場で集団煉功

 一人が修煉し、家族全員が恩恵を受けた

 青年の法輪功学習者(以下、学習者)の蘇誠さんは、修煉後の大きな変化と、どのようにして修煉環境を整え、地区全体の向上をサポートしてきたかを述べた。華僑のリーダーの蘇さんは大家族の中で育てられ、他の人と比べ複雑な人生経験を経ているため、子供の頃から多くのプレッシャーを受け、多くの悩みを抱えていた。不登校にもなり、また自殺を考えたこともある。これらのことで頭痛持ちになり、頭痛が起きると2錠の鎮痛剤を飲んでいたが効かなかった。しかし、法輪功を始めた後、大きな変化が起きたと言う。

 蘇さんは、『轉法輪』を初めて読んだとき、「子供の頃から私が疑問に思っていたことにすべて答えて下さり、過去に自分を困惑させ、悩ませたさまざまな問題がすべて解決されました」と述べた。「李洪志師父の教えはとても分かりやすく、すぐに私の心に触れました。今まで誰も私を理解してくれないと思い自殺しようと思っていたのですが、この『轉法輪』を読んで理解できました」。それ以来、蘇さんは法輪功の教えに従い、生活の中で『真・善・忍』を実践し、大きく変わったと話した。

 それから「私の人生はとても明るくなりました」と述べ、家族との緊張関係も改善したと蘇さんは話した。小さい頃からの友人は、「『轉法輪』を学んで、蘇さんは本当に大きく変わりました」と他の人に話したという。大学の同級生も、「蘇さんは変わりました。例えば、かつて彼は謝っても許してくれない人でした」と言った。今ではとても親切な人間になり、コミュニケーションをとることができるようになった。不登校を経験した蘇さんは、後に博士号を取得した。「これは本当に多くの人が驚きました。これは本当に奇跡でした」と蘇さんは笑顔で言った。両親は蘇さんが修煉することを止めていたが、後に積極的に他の人に法輪功を勧め、蘇さんが法輪功を紹介し、多くの人が耳を傾けている姿を見て、蘇さんの変化を感じたという。

 学法の環境を整え、学習者全体を向上させる

 現在、メディアで働いている蘇さんは、職場で学法環境を整えた経験も交流した。学法の重要性を認識しているので、自分の部門が固定の集団学法の時間を作ることを望んでいると述べた。最初の実施は大変だった。参加者は少なかったが、諦めずに続けた。徐々に参加する人が多くなり、いつも90%以上の人が参加するようになった。 蘇さんは、法をよく勉強しなければ、仕事もうまくできず、法理上の交流もできないことが分かった。「しかし、学法の環境を整えてから、学習者全体が法理に基づいた交流ができるようになり、そして自分自身は法輪功の教えに従って行動することができるようになりました。すると、仕事の効率も伸び、2倍になっただけでなく、何倍も大幅に向上しました」と述べた。

 台南の文霞さんは、学習者のために学法の環境を作り、一緒に法を暗唱したことについての経験を交流した。法を暗唱することは修煉に非常に役立つことを知っていたので、数人の学習者に一緒に暗記するように勧めた。最初の1回目の暗記を完了するのに約4~5カ月かかった。文霞さんは、このときは読み間違いがなくなったことに気付いた。2回目を暗記するときには、全員が一緒に暗記できるようにしたいと考えており、毎週みんなの前で別の人が法を暗唱して全体を引っ張っていくように計画している。「地区担当者として、学習者たちに要求するだけでなく、自分自身が率先して取り組むべきだ」と認識した。すると、文霞さん以外にもう1人の担当者が法を暗唱し始めたという。

 文霞さんは、最初は一部の学習者はあまり参加したくなかったが、しばらく実行してみると、皆が法を暗記すると修煉に役立つことを実感したと述べた。普段はあまり喋らない1人の学習者が法を暗唱するときには非常にスムーズにできた。もう1人のある学習者は話す時に吃音があったが、ステージに上がった時は吃音がなく、さらに非常にスムーズに暗唱し、最後は暗唱を加速して終了した。1人の年配の学習者(女性)は暗唱を孫に手伝ってほしいと頼んだが、ステージに上がったその日はまったく緊張せず、とても上手だった。また、この女性は、「学習者はあらゆる条件下でも法を暗唱することができ、落ち着いて法を暗記すると、暗記の速度はますます速くなります」とみんなを励ましていたと述べた。

 自分を正し、修煉環境を維持する

 台南在住の立恵さんは最近、修煉を真剣に実践すべきだと認識した。煉功の動作を正し、学習者全体を応援し、一緒に向上することについて交流した。地元の学習者は、この法を正す時期の最終段階では、修煉を真剣に実践するべきで、自分自身のすべての面を見直し、煉功の動作から自分自身を正すことを認識したと述べた。それから区内の学習者は再び法輪功の9日間セミナーに参加し、師父の講法をもう一度聴き、各自の煉功の動作を正したりした。その過程で、学習者は真剣に取り組み、恩恵を受けた。立恵さんは、自分を変えることや改善することが学習者全体に影響を与え、全体を助けることができると認識した。

 立恵さんは、自分が新しい学習者の態度で真剣に煉功の動作を正し、穏やかで慈悲の場を感じた。1人の学習者は自分の煉功の動作が修正されるとき、指摘されたくないので、不快な気分だったと述べた。しかし数日後、動作を直される過程で、同修の無私の助けを感じ、自分自身の執着を見つけた。また、9日間セミナーに参加していない学習者が自分の煉功動作を直すことを重視するように、セミナーに参加した学習者に体験談を共有するよう依頼した。これらの努力で学習者たちの変化と改善が見られるようになった。

 澎湖から来たカイシンさんは、新しい煉功場(気功教室)の設立と修煉環境の維持についての体験を交流した。工事の関係で煉功場の移転が必要だったこと、当初はみんなの意見がさまざまであり、場所を変えたくない人もいたことを話した。それで、カイシンさんは学習者と一緒に学法し、意見を交換し、最終的には合意した。そして、煉功場で煉功をしていない人々に参加するように励ました。カイシンさんと数人の学習者は、先に新しい煉功場に行って環境に親しみ、その場所は本当に立地条件が良く、向かい側には学校、市場、生活館等の施設があり、法を広めるには非常に良いところであった。

 困難を乗り越えるために、自分の内面を探す

 彰化県の嘉升さんは最近、自分の内面を探す重要性を認識したことと、その過程について交流した。職場では普段は責任を持って仕事を完成させているが、ある時期、特に社長の前では、いつも間違いや恥をかくことが起き、社長がいるときにいつも問題が起きる理由が分からなかったという。

 嘉升さんは自分の内面を探すと、仕事をするとき、ただの仕事として扱うだけであり、『真・善・忍』の原則を仕事に取り入れていないことに気がついた。また、自分はこの良い仕事を続けたいと思っているが、仕事を真剣に受け止めていないことと、これは利益を求める心であると分かった。心を反転させた後、仕事においても『真・善・忍』の原則に従うように自分を要求したら、考えがより明確になり、効率も良くなり、おかげで給料が上がる機会も与えられたと話す。

 嘉升さんは、1人の同僚に法輪功を学ぶように教える過程で、同僚が緩んだり停滞したりする時はいつでも、「自分はどこが良くできなかったのか。そうでないと、なぜこの問題が発生するのか」と考えた。同僚と一緒に学法を始めてしばらくすると、同僚は突然「数日間立ち止まって休むことができますか?」と聞いた。嘉升さんは何かがうまくいっていないので、この状態が現れたことに気づいた。毎日、三つのことをしているが、普段はいつもいろいろな理由で朝の煉功に行かなかったりして、この怠惰の心に気づいた。その後、嘉升さんは毎日早く起き、煉功場で煉功するように自分を要求した。「1週間後、私はこの同僚に一緒に学法しましょうと誘ったら、彼は喜んで同意してくれました。そして、一緒に『轉法輪』をスムーズに読みました」と話した。修煉の中のいかなる些細なことでも私たちにとって向上させる良い試練であると認識したと述べた。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/7/28/409725.html)
 
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