【明慧日本2020年9月11日】雲南省昆明市の法輪功学習者・楊靖波さん(64歳男性)、武存仙さん(65歳女性)、倪会仙さん(68歳女性)、李家周さんの4人は不当に懲役を言い渡され、その中の李家周さんは懲役4年、楊靖波さんは懲役3年の実刑判決を宣告された。
昆明安寧市の法輪功学習者・楊靖波さん、武存仙さん、倪会仙さんの3人は住宅街で「法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい」というシールを貼り、定期刊行物『天から贈る幸福』の小冊子を住民に配っていた。そのことを安寧市金芳街道の職員に告発され、2019年7月10日、安寧市国家安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官らに連行された。
楊靖波さんが連行された際、警官は楊さんの家にいた学習者・李家周さん(42歳男性で雲南省宣威市龍場鎮出身。昆明で勤務)を連行して家宅捜索を行い、大量の法輪功書籍や私物、法輪功迫害の資料を押収した。また、李家周さん家のパソコンやプリンターなどの全ての私物を押収した。
昆明市西山地区の検察庁の劉逵検事は、法輪功の資料を配布したという理由で「刑法」300条を悪用し起訴された。(西検公訴刑訴・2019 第1484号)
2020年7月27日、西山地区の裁判長・朱亭、陪審員・曹慶輝、董暁紅は、依頼者の行為は全く犯罪を犯していないという弁護人の供述を無視した。裁判所は「×教組織を利用して法律の執行を妨害した」とする刑法300条に基づき、被告人法輪功学習者・武存仙さんと倪会仙さんはいわゆる罪を認めたために、それぞれに懲役1年5カ月と罰金3000元(約4万7000円)を宣告した。また、無罪を主張した楊靖波さんに懲役3年と罰金1万元(約16万)を宣告した。この事件とは無関係の李家周さんは、2002年に労働教養1年6カ月を受けたことがあるという理由で、当時、楊靖波さんの家にいただけなのに李家周さんに対して、懲役4年と罰金1万5000元(約23万円)の不当判決を宣告した。