アメリカ西南地区法輪功協会が記者会見を行う
6月6日、アメリカ西南地区の法輪功協会が主催する記者会見が行われた。記者会見で江沢民を始めとする迫害の主犯らを直ちに逮捕し、法律で裁くように現政権に呼びかけた。
アメリカ西南地区法輪功協会は、声明文の中で「中共(中国共産党)当局の法輪功に対する迫害は、14年間にも及んでいる。これは人類史上、最も残酷な人権侵害と信仰への迫害であり、直ちに停止しなければならない。主犯・江沢民、羅干、周永康、劉京、曾慶紅、薄熙来らを、法律に基づいて厳しく裁くべきだ」と述べた。
また、「1999年7.20以降、当時の中共の総書記・江沢民は一億人に上る法輪功修煉者を相手に、暴力的で血生臭い弾圧を始めた。中共の警官は数百万人の法輪功修煉者たちを不当に連行して拘禁し、様々な拷問を加えた。最も世の中を驚かせたのは、生体臓器狩り事件である。生体臓器狩りを組織的に行い金儲けをしていた。新聞とネット上の情報を封じ込み、真相はいまだに明らかになっていない。迫害によって殺害された人数や臓器狩りなどの全体像、詳細はまだ明らかになっていない」と書かれている。
会見の出席者らはオバマ大統領に「ぜひ法輪功の問題を習氏との会談の議題に入れて、迫害を停止させてほしい」と呼びかけた。
同時に数十人の被害者が記者会見に臨んだ。その中の2人の被害者、つまり中国本土で労働教養所に拘禁され、様々な迫害を受けた法輪功修煉者が、自ら迫害された経験を語った。
サンフランシスコから来た法輪功修煉者・王大方さんは、かつて上京し、北京の警官に不当連行されて拘禁された。妹も吉林省の黒嘴子女子労働教養所で迫害されて死亡した。兄は長春市公安局に不当連行されて迫害され、現在、吉林省四平(しへい)刑務所に拘禁されている。
ワシントンDCに住む法輪功修煉者・馬春梅さんは、かつて吉林省黒嘴子女子労働教養所に拘禁され、非人道的な酷刑を受けた。毎日18~19時間、奴隷のように働かされた。妹は悪名高い遼寧省馬三家労働教養所で迫害された。妹と一緒に連行された10数人の法輪功修煉者たちは、中共に迫害され死亡した。
現場で横断幕を開き、迫害された経験を語る
今月7日、天気は蒸し暑かった。法輪功修煉者たちは猛烈な暑さの中で、習氏訪問団の宿泊先のホテル近くで横断幕を揚げた。法輪功修煉者たちはこのように語っている。「我々がここまで来た目的は、法輪功は素晴らしい、中共は迫害を停止しなければならない、主犯らを法律で裁かなければならないと呼びかけるためだ」北京在住の元高校の物理学教諭・李淑英さん(60代)は「法輪功修煉者に対する迫害を停止させる事は、中国及び全人類の運命の一大事です」と語った。
李さんは、52歳の時に法輪功を学び始め、すべての病気が完治し、とても元気になった。一家は非常に幸せな日々を送っていた。しかし、1999年7.20、江沢民を始めとする中共集団が、法輪功に対する迫害を開始した後、一家は離散し、李さんは4回も刑務所に拘禁されて迫害され、妹や姪も共に逮捕され労働教養所に拘禁された。兄も迫害され、2011年4月、無念な思いを晴らせないまま、死亡した。