明慧法会| 根気強く政府機関の職員に真相を伝える
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 文/内モンゴルの大法弟子

 【明慧日本2013年7月10日】私は内モンゴルの農村部に住んでいる70代の大法弟子です。1999年7.20の時、私は迫害に反対したため、刑務所に拘禁されました。刑務所で、610弁公室の主任が私に「どんな要求があるのか」と聞いたので、私は「3つの要求があります。第一に、直ちに私の師父に対する指名手配を取り下げること。第二に、法輪大法の名誉を回復すること。第三に、私達に自由な修煉環境を提供すること」と答えました。

 刑務所を出た私は、町内会や派出所、鎮政府、市委員会、610弁公室などの政府部門へ行って真相を伝えました。私は、政府部門の職員たちは中共(中国共産党)当局に、これほど騙されて本当にかわいそうだと思い、彼らを救いたいと思っているだけでした。以下は、彼らに真相の一部を伝えたものです。迫害の中で本当に害されたのは私たち大法弟子ではなく、真相が分からない世間の人々であり、彼らこそ迫害の被害者なのです。

 一、鎮政府で真相を伝える

 2001年は、中共が法輪功を最も深刻に迫害している時期で、多くの大法弟子が中共に監視されていました。私も例外ではありません。2001年12月、私は遼寧省の姪の家へ行こうとして、列車に乗って腰を下ろしたところ、現地の派出所、鎮政府、町内会の職員数人も乗車して来ました。彼らは、私に行き先を聞きました。私は「遼寧省へ行きます」と答えました。彼らは「休暇の許可をもらいましたか? 鎮政府に休暇申請をしないといけません」と言いました。

 鎮政府に着いて、鎮長の楊さんが受け付けました。私が村で起きた公安局の汚職事件の話題を切り出すと、楊さんは「農村のお婆さんがどうしてこれほどのことを知っているのか?」と、とても驚きました。私は、建物内にいる多くの人に例を挙げて説明しました。「もし皆が法輪功を修煉するならば、これらの良くない事件はきっと起こらなくなります」 皆は、私の学歴と、農村のお婆さんであること、字もあまり読めないということを知り、感心した眼で私を見ました。

 二、バスの中で真相を伝える

 ある日、長距離バスの中で「私は法輪功を修煉しています。皆さん何か質問があれば、私が解答します」と大声で言いました。すると、3人の若い男性が私の隣に来ました。その中の1人が「法輪功とはどんなものですか? テレビで言っているようなものですか?」と聞きました。もう1人は「真・善・忍をどう解釈すれば良いのですか?」と聞きました。私は『轉法輪』の内容に基づいて一つひとつ説明しました。また重点的に法輪功の病気治療と健康保持の効き目をみんなに紹介しました。「以前、私は視力が弱く、新聞を読む時に一面黒く見えていましたが、法輪功を修煉してからは、どんなに小さな文字でもちゃんと読めます」と言うと、数人の年配女性は「法輪功がそんなに良いものなら、私たちも一緒に学びたいわ」と言いました。私は「いいですよ、みんな我が家に来てください、無料で教えますから」と言って、彼女たちに住所を教えました。

 それからはバスに乗る時、私はいつも機会を探してみんなに真相を伝えています。乗客が「このお婆さん、なぜこんなに若いのか」と言うと、私は「法輪功を修煉しているからです」と答えます。毎回「法輪功を修煉している」と言う時、自分は宇宙の中でこの上なく高くて堂々としていると感じます。

 2008年、ある日の午前、私は3回市営バスに乗りました。私はどこで乗車しても、結局、同じバスに乗車していたのです。最後に運転手と乗務員は私の顔を見た途端に笑い、私も笑いました。私は彼らに「私達はこれだけ大きな縁があるのですね、どこへ行ってもあなた達のバスに乗れます」と言って、法輪功の真相を詳しく伝えました。

 三、610弁公室の主任に真相を伝える

 2010年9月28日、甥は重病を患い「女子労動教養所に拘禁されている妻に会いたい」と言いました。私が労動教養所に電話をかけると「610弁公室に聞かないといけない」と言われました。そこで私は「よし、ちょうどこの機会を利用して現地の610弁公室の主任に会おう」と思い、タクシーを呼びました。タクシーの運転手でさえ、610弁公室の場所を知らず、いろいろ聞いて最後に市委員会の1階にあることを突き止めました。

 私はノックをして入り、事情を説明しました。610弁公室の主任・Aさんは「あなたは法輪功を修煉していますか?」と聞いたので、私は「はい」と答えました。Aさんはまた「あなたはどの段階まで進みましたか?」と聞きました。私はAさんに真相を伝え始めました。すると、Aさんは黙ってしまいました。

 私はわざと、Aさんに「610弁公室は何をしますか?」と聞きました。

 Aさんは「法律で動きます」と答えました。

 私が「どう動きますか?」と聞くと、Aさんは「もっぱら法輪功を取り締まります」と答えました。

 そこで私は「あなたは、これ以上、悪い事をして業力を作らないでください。法輪功はすべて良い人なので、彼らを取り締まってどうするのですか?」と言うと、Aさんはずっと黙っていました。

 ある日、地元の大法弟子Bさんが不当連行されて刑務所に拘禁されました。私はAさんに電話をかけて「Bさんを逮捕しましたか」と聞くと、Aさんは「私ではなくて、公安局がやったのです」と教えてくれました。私は「あなたたちは、今後このような悪いことを止めてください。さもなければ罰が当たりますよ。その時になると、誰もあなたを救えません」と言い聞かせました。同修Bさんは、しばらく拘禁されてから解放されました。

 新年の時、私はAさんの携帯に「法輪大法は素晴らしいと覚えて良い事をし、幸せになってください」と祝賀メッセージを送りました。すると、Aさんも「あなたの平安・平穏・順調を祈ります」と返信してくれました。

 四、人民代表大会の主任に真相を伝える

 2010春、私は同修Cさんと市人民代表大会に真相を伝えに行きました。人民代表大会の事務局に入って、「ここの責任者に会いたい」と言いました。そこの主任(40代男性)は「今日は責任者がいないので、何かあれば私に言ってください」と言いました。私はソファーに座り「人民代表大会は本来、民衆の声を一番聞いてくれるところですよね。我が家は先祖代々素朴な農民ですが、この社会はいったいどうなっていますか。汚職、横領、賭博、売春や買春をする人は取り締まらず、真・善・忍を信じる良い人が逮捕されています」と言いました。

 主任はすぐに「あなたは法輪功修煉者でしょうか」と聞きました。

 私は「はい」と答えました。

 主任は「もし数年前ならば、私はすぐあなたを捕まえることができます。当時、私は公安局にいたから」と言いました。

 私は「当時、あなたは法輪功がどんなものかを知らなかったと思います。しかし、いま法輪功の人はみな良い人だと知ったあなたは、きっと我々を捕まえるなんてことはしないでしょう」と言いました。

 同修Cさんは、法輪功を学んでから難病が治ったことを話し、私は他の多くの真相を補充した後、主任に「早く中国共産党を脱退するように」と言い聞かせました。帰る時、主任はドアを開けて私達を見送りました。私達は両手で合掌をし、彼に「法輪大法は素晴らしいとしっかり覚えてください」と言うと、主任も私達に合掌してくれました。

 2回目に、私はまた同修Cさんと一緒に人民代表大会事務局へ行き「電気料金高騰の理由を聞きたい」と言って主任との面談を申し出ました。ある女性が私達を受け付け、私は「農村部の電気料金は都市の倍も高くて、非常に不公平です。農村部の生活は苦しく、村人は政府を恐れて苦情を言う人がいません。私は法輪功修煉者で『他人のために思い遣る良い人になるように』と師父から教えられたので、村人を代表して、私達は今日やって来ました」と言うと、女性は興味津々に「法輪功はどのように学びますか」と聞いた。同修Cさんは両足を組んで静功の動作をして見せました。すると女性は「足が押さえられて血流が悪くなるのではありませんか」と言った。私は「いいえ、煉功は人体の百脈を開くことができ、いかなる病気にも罹らなくなります」と答え、女性に法輪功が迫害されている真相を伝えました。

 2011年、農村部の電気料金は都市部と同額になりました。「これは政府職員と接触するための良い話題だ」と思い、私はもう一度その女性主任の事務室を尋ねて、電気料金の値下げに感謝し、法輪功の真相を伝えました。

 事務室を出たあと、私は政治協商会議の主席の事務室に入って法輪功の真相を伝えました。また市委員会に戻ってそこの主任を探し出し、電気料金の値下げに感謝の意を述べると、主任も礼儀正しく返事しました。そして私は「あなたのような職員は今とても少なく、もしみんなが『真・善・忍』に基づいて行えば、我々の社会はもっと良くなりますね」と言うと、彼はすぐに警戒しました。しかし、私は引き続き多くの真相を伝え、最後に真相DVDを渡しました。

 五、鎮政府で法輪功の真相DVDを配る

 今年3月、私は鎮政府へ行って主任に2枚のDVDを渡しました。1枚は「明慧十方」で、内容は元公安部の幹部・葉浩さんの修煉物語で、もう1枚は「未来へ伝えたくて」です。また、環境保全事務室へ行って、そこの隊長に「法輪功はどんなものかを知らないとあなた達は以前言ったではありませんか。では、元公安部の幹部・葉浩さんから聞いてください」と言うと、隊長はDVDをもらい、パソコンに挿し込みました。私はもう一つの事務室に入って、そこにいる若い男性にDVDをあげると、彼は「私は共産党に加入したばかりなので、見ません」と言いました。私は「共産党に加入するなんて、命は何よりも大切なのよ」と言うと、最後に彼はDVDを受け取りました。

 私は現地の派出所の所長に会って、甥が重病を患い「拘禁中の妻に会いたい」と言っていることを伝えました。所長は「煉功をしてはいけないと言ったら、さっさと止めたらどうですか」と言いました。私は「汚職をしてはいけないと言っても、どうして今は汚職をする幹部がいるのですか」と言うと、彼は「今は、汚職幹部は逮捕されているのではありませんか」と言った。私は「今の所長以上の幹部は、誰でも死刑に値するほどの汚職をしているのではありませんか」と言うと、彼は話を止めて、私を指導員の事務室に連れて行き、指導員に甥の妻の件を処理するように指示しました。ちょうど指導員の机の上に『法輪大法 スイス法会での説法』が置かれていました。私は「指導員が没収したものだ」と言いました。所長が離れた後、私はDVDを取り出して指導員に渡しました。

 六、派出所の所長がDVDを受け取る

 私がまた所長のところに戻ると、彼は厳しい表情をして私を相手にしません。私はDVDを出して「あなたは法輪功のことをあまり知らないので、元公安部の幹部・葉浩さんから法輪功のことを聞いてください」と言うと、彼は「国務院から命令があって、法輪功をやってはいけないことになっている」と言った。では「国務院からの通知書はありますか、見せてください」と言うと、彼は何も反論できなくなりました。

 彼は携帯電話を出してかけました。間もなくすると警官が入ってきて「所長、何か用事ですか」と聞きましたが、所長は「大丈夫だ」と言ったので、警官は猜疑(さいぎ)な態度で「ではなぜ電話をかけてきたのですか」と言いました。私は所長に「見たくなければDVDを返してください。私は危険を冒してまであなたにDVDを届けているのに、あなたは電話で部下を呼んで私を逮捕しようとするなんて!」と言いました。所長も自分のやり方がちょっと卑劣だと感じたのか、表情も優しくなり「では時間があればDVDを見てみよう」と言いました。このようにして、所長はやっとDVDを受け取りました。

 数年来、私は同修と協力して、絶えず中共政府各部門の職員に真相を伝えています。彼らの多くは真相が分かった後、大法弟子への迫害行為を止めたので、現地の大法弟子への迫害がある程度軽減しました。突撃逮捕などが始まる前に、大法弟子やその家族に電話で知らせてくれ、安全注意を呼びかける職員もいます。

 (明慧ネット第9回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/11/8/264736.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2012/11/19/136371.html)
 
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