拷問の実演:トラの椅子 |
第19監区は、法輪功修煉者を「転向」させるために毎朝5時半に起床させ、刑事犯と同様に夜10時まで小さな椅子に座らせる。しかも、法輪功修煉者同士の会話を許さない。警官や刑事犯は法輪功修煉者を殴打し、悪罵などの暴力を加えている。第19監区は、法輪功の修煉を放棄しない修煉者を第18監区に移送した。
第18監区に移送された法輪功修煉者は、暗い部屋に閉じ込められて「トラの椅子」に手錠で固定され、法輪功を誹謗中傷するビデオを強制的に見せられる。同時に1キロワット以上の電球を近くに置かれ、眠ることも許されない。法輪功修煉者が刑具の上で疲れて目を閉じようとすると、警官に「罪を認めないと、睡眠を許さないぞ」と脅迫されて起こされるという。
遼寧省鞍山市の法輪功修煉者・高明星さんは2004年に2回、法輪功が迫害されている事実をテレビに差し込み放送したため、2007年8月1日、丹東市国保(国家安全保衛)大隊の警官に不当連行され、懲役12年の実刑判決を宣告された。高さんは盤錦刑務所に拘禁されているとき、迫害によって重い胸水貯留の症状が現れた。
昨年5月8日、高さんは瀋陽第一刑務所に移送された後、家族は刑務所へ行き、高さんとの面会を求めたが、刑務所側は「高明星は元気だ。高明星が『転向』するなら、すぐに釈放するぞ」と言って、面会を拒否した。
14日、家族は再び、高さんと面会するために刑務所へ行った。面会を許されたものの、警官が言った元気な高さんの姿ではなく、高さんは車椅子に乗って出て きた。高さんは瀋陽第一刑務所で引き続き迫害され、体が極度に衰弱し、話す力さえもなく、家族が近くに寄らないと話す声が聞こえなかったほどだ。
今年1月13日、家族は高さんと面会ができるという知らせを受けた。家族は高さんと面会するとき、高さんが法輪功の修煉を堅持し、刑務所で功法を練習したため、警官の暴力を受けて歯がほとんど抜け落ち、食べ物を噛むことができずに体が極度に衰弱していることを知った。高さんは家族に「ずっと独房に監禁されている。もしも私が死んだら、絶対に刑務所の迫害によるものだ」と伝えたという。
ある法輪功修煉者は、警官に睾丸を氷塊につけられて負傷した。
瀋陽第一刑務所は現在も法輪功修煉者たちを「転向」させるために、肉体的に苦しめているという。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)