広東省:汕頭市民 虚偽の証拠で不当判決
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 明慧日本2013年11月11日】広東省汕頭市の澄海区裁判所は今月1日、610弁公室と結託して、法輪功修煉者・王洽さんに対して、法令300条を利用した行政命令のもとで不正裁判を開き、懲役3年6ヵ月の不当判決を宣告した。

 9月11日、同所は王さんへの第一審を開廷した際、弁護士が虚偽の証拠を否定する弁論を拒否したうえ、無断で裁判を中止した。

 10月15日、同所での2回目の裁判において、弁護士は法廷の場で、警官らが王さんへの不当尋問や拷問、威嚇を加えた状況下で得た証拠は無効だと指摘し、王さんら修煉者を拘禁する「法制学校」と呼ばれる洗脳班は不正施設だと非難した。

 検察長も裁判長も、公民が頼りとする社会の公平性と正義を守る最後の砦になる。法律と命令はどちらも大切なもので、人類の良知と正義のために成り立っているが、当局は人類の良知と道徳、国家の法律を無視し、法令300条を利用した行政命令だけで法輪功及び修煉者に迫害を加えている。しかし、法に背いた加害者は一人も漏れなく法律の責任を負わなければならない。上級部門の命令とはいえ、法律の条例を濁しての命令で、この迫害を行ってはいけない。ここで、自らの良知と道徳、歴史の責任を負う精神を以って、強い責任感及び歴史の使命として社会の正義を守るよう、彼らの無実の罪を晴らし、無罪解放を呼びかける。

 法輪功への集団迫害について調査する国際組織「法輪功迫害を追跡調査する国際組織」(World Organization to Investigate the Persecution of Falun Gong 略称「追査国際」)」は、中共(中国共産党)当局が大型の秘密収容所に法輪功修煉者を監禁し、修煉者から生きたまま臓器を摘出するという恐るべき事実について調査・証明している。昨年11月には、中共による生体臓器狩りの犯行や、虐殺された修煉者の遺体をプラスティネーションと呼ばれる加工を行った後、人体標本を製作し、世界各地で展覧会を開くという中共の更なる犯罪行為を『人体標本製造元への調査報告』として公表した。今年4月25日、それらの犯罪は、すでに「ジェノサイド」、「人道に対する罪」などのナチス・ドイツがポーランド人(ポーランド民族に属する人々)に対して行なった戦争犯罪と人道に対する罪に該当し、法輪功への迫害も同じように違法であり、罪の責任から逃れることはできないと呼びかけた。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/11/7/282367.html)
 
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