四川省:法輪功修煉者の男性 毒物を注射され死亡(写真)
【明慧日本2014年1月9日】四川省の法輪功修煉者・羅江平さん(51)と張吉美さんは2012年1月、雲南省楚雄州南華県で法輪功の資料を配布していたとき、警官に不当に連行された。4月11日、そのことを理由に南華(なんか)県裁判所は羅さんと張さんに対する不正裁判を開き、羅さんに懲役3年6カ月、張さんに4年6カ月の不当判決を宣告した。
「重病のための服役中の一時出所」を許された羅さんは、雲南省第一刑務所から家に戻った。しかし、家族は、体が極度に衰弱して痩せこけ、歯と歯茎が血の塊で黒くなり、ひどい口内炎で口内の数カ所の傷痕が爛れた羅さんの様子を見て、施設の中でどれほどの拷問が行われたのかを目の当たりにし、迫害の残酷さに衝撃を受けた。また「こんな様子になったのは詳細不明な毒薬注射によるものだ」と羅さんから話を聞いて、家族は羅さんの手首や腕などに針を刺した黒い傷痕を数カ所、目にした。
拷問の実演:毒薬を注射される
羅さんは家へ帰された後、この迫害のもとで重度の病気に至り、健康状態が悪化した。心身共に弱り果てた羅さんは、昨年12月28日午後5時頃、無念な思いを晴らせないまま死亡した。羅さんは息を引き取る直前まで「自分は毒薬注射を打たれた」と呟いていたという。
1999年7.20以降、中共(中国共産党)当局の法輪功に対する弾圧政策の下、羅さんは不当連行・恐喝・家宅捜索の迫害を受けてきた。さらに、2002年に懲役5年の不当判決を宣告されて四川徳陽刑務所に拘禁されている間、非人道的な待遇や残酷な拷問で苦しめられていた。