その時、通ったのは他空間だった
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 【明慧日本2014年4月6日】主人は1997年から法輪功を修煉しています。私はいつも何らかの口実をつけて主人の修煉に反対して怒っていました。まさに、師父が法を私の目の前まで届けてくださっても、すれ違っていても、なかなか法を得られずにいるという状態でした。

 私は若い時から乳腺炎を患っており、日頃の疲労と不満がますます病状を深刻化させました。病的に肥大した乳房にたくさんの腫瘍ができ、最後は濃い紫色の腫瘍が脇下にまでできました。腫瘍に当たらないように腕を常に上げたままで内服薬と湿布をいろいろと試しましたが効果がなく、耐え難い苦痛の日々を送っていました。

 湖北省武漢市で良い薬を売っているという噂を聞いて主人に買いに行ってもらうように頼みましたが、翌日になっても主人は口を閉ざしたまま、一切薬を買いに行きませんでした。「どうして行かないの?」と聞くと、「昨夜、『薬を買ったら彼女に害を与えてしまう』と師父がおっしゃる夢を見た」と、主人は正直に答えました。その話を聞いた途端、腕を下まで下ろすことができるようになり、「あれ? あなたの一言がこんなに天地を震撼させる力があるなんて、本当にすごい神通だ」と、私は驚きの表情を隠せませんでした。次第に脇下の腫瘍も消えてゆき、私は「今まで夫婦の間に礼儀は要らないと思っていたけど、きょうは心からきちんと『ありがとう!』と言いたい」と話すと、「私にではなく師父に感謝を申し上げるべきだよ」と主人が言いました。

 その時、「大法は本当に素晴らしくて不思議だと感じ、時間があれば是非本を読んでみよう」と心に決めました。しかし、しばらくすると本を置き去りにして子供や孫達の世話に振り回され、また家族への情にのめり込んでしまいました。

 それから2008年の春、足に怪我をして膝に大きな腫瘍ができました。饅頭ぐらいの大きさの腫瘍が背中や首に移動しました。首はひもで絞められているように次第に苦しくなり、最後は食事や呼吸すら困難になりました。毎日、首は傾いたまま真っ直ぐにできず、目はうつろで魂が抜けたようでした。ある夕方、突然呼吸困難になり窒息して死にかけました。主人は異変に気付き、しっかりと私の手を掴んで、「恐れないで、私が発正念をしてあげるから」と励ましてくれました。

 その瞬間、私はふと以前に『明慧週刊』に掲載された、「あるおばあちゃんが生死の瀬戸際をさまよっていた時に、『師父、私は自分の世界の衆生を救い済度しなければならないので、このまま逝ってはいけないのです』と叫んだ」という記事を思い出しました。そして渾身の力を絞り出して、「師父、私は自分の世界の衆生を救い済度しなければならないので、このまま逝ってはいけないのです」と大声で叫びました。突然、腫れ上がってふさがりそうな喉に隙間ができて、呼吸がすうーっと通るようになりました。本当に奇跡でした。私は足を引きずりながら師父の法像の前に跪いて、大泣きして師父に命を救ってくださったご恩を感謝しました。

 それから毎日、食事の前には欠かさず師父に御香を焚いたりお茶を供えたりしました。それを見た主人は、「師父が第二の命を授けてくださったのは、お礼を求めておられるのではなく、あなたに修煉して返本帰真してほしいからだよ」と注意されました。「よし、今度こそ必ず修煉する」と私は固い決心をしました。

 しかし、「魔がそれを破壊しようとし、あなたを圓満成就させないのです」(『轉法輪』(巻二)「万法帰一」)の説法の通りでした。ある日、第二功法の「法輪椿法」の煉功で法輪を抱える動作をしている時でした。両腕が上からの力で下へ押さえられ、背中からも強い力に押されている感じでした。とうとう立てなくなるくらいその力が強くて、その時は頭のてっぺんから足の裏まで鳥肌が立っていました。「私には守ってくださる師父がいらっしゃるので、如何なる魔も鬼も恐れない。絶対に煉功を続ける」と、大きな声を出して言いました。その瞬間、全ての妨害が消えました。私は改めて「弟子の正念足りれば 師に回天の力有り」を実感しました。

 師父は私を地獄から掬い出して健康な体を授けてくださいました。師父が延ばしてくださった時間は、法を正す手伝いに使わなければなりません。私は自らの条件をもって真相を伝え脱党を勧めました。

 一昨年8月、地元の同修のAさんが不当に連行されました。地元で緊張感が走る中、Aさんの息子(常人)が恐れて家にある大法の真相資料を焼却しました。最後に残されたのは、真相を伝えるためのステッカーだけとなりました。息子さんは私の自宅にきて、ステッカーを川に捨てて処分すると言いました。私は、「捨てないで、預かるから」と言いました。息子さんはバイクに乗せていたステッカーを慎重におろして私の自宅においていきました。主人は以前の協調人で、私は大法を修煉して健康な体を手に入れた事実を近隣の皆が知っています。そのため、正面の家に住んでいる夫婦が悪人に買収され、私達の見張り役になりました。「どうしたら大法の資料を守れるか? どのように安全な場所に移送するか」を考えはじめました。

 もう夕方の6時過ぎで小雨が降っていました。唯一の頼りは15キロ離れている所に住んでいる同修の電話番号でした。しかし、電気自転車は電池が切れていたので、「どうすればよいですか」と師父に尋ねました。「師父、大法の真相資料を届けたいので電気自転車を充電してください」とお願いすると同時に、同修に電話を掛けて街頭で待っていてもらうことにしました。「全ての邪悪と悪霊が、道を空ける」と一念を発した途端、雨が止みました。それから出発して大法の資料を無事に同修の手元に届けました。帰路についてふっと頭を上げると、雲の隙間から一つの銀色の法輪が見えた瞬間、涙がぼろぼろと流れてきました。

 帰宅後、「まだ出かけないの?」という娘の催促に、「もう行ってきたよ」と答えました。娘は、「ありえない。洗濯物の1枚も洗い終わっていないのに」と驚いた表情で言いました。私は心の中ではきっと師父が他空間を走らせてくださったのだと確信しました。その出来事を通じて、師父が常にそばにいらっしゃって弟子を加護くださっていることを切に感じました。師父に深く感謝いたします!

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/3/8/288487.html)
 
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