文/黒竜江省の大法弟子
【明慧日本2014年1月3日】Lさんが我が家に来た3日目の夜から、師父は彼女の体を浄化し始めました。彼女の膝下から水分が徐々にしみ出てきました。最初に水滴がぽろぽろと滴り、それからぽたぽたと水流が流れるようになりました。足から排水するのを私ははじめて見ました。医者である某同修はLさんを見た時、感慨無量に「あなたがもし病院に行ったら、きっと追い出されてますよ。病院はあなたを不治の人と思うからです。私もあなたを自分の家に入れる勇気がありません。師父は最も良い部位から水分を排出しておられます。こんなに多くの水が、もしも尿道を通ったら、腎臓は駄目になります」と言いました。みな師父のご恩に感謝しました。すべての同修が全体の中でとても速く高まりました。今回の全体の協力を通して、師父は我々一人一人の向上のために細心な按排をされたことを、私は体得しました。もちろん、Lさんの病業は師父の按排ではありませんが、私たちは師父と大法をかたく信じて、全体でしっかり協力したので、悪い事を良い事に変えたのです。
Lさんが我が家に滞在している間に、私は普段気づかない多くの人心を取り除きました。私は自分のどんなに小さな一念も見逃さずに、間違いを発見したら直ちに大法の法理で正しました。ある日、もう寝つけるようになったLさんは困った顔をして、「もしも体からしみ出た水がベッドを汚したら、どうしよう」と言いました。私は「たかが一台のベッドで、たいした金額でもありません。あなたが良くなれば、私はベッドを買い換えれば良いので、安心して寝てください」と言いました。私はとてもきれい好きな人間ですが、Lさんとの間に少しでも間隔があってはいけないと分かっています。少しでも間隔があれば、邪悪に迫害の理由として利用されるからです。私は慈悲にLさんを暖かく包んであげるほかに、自分の中に深く隠れている「汚いものを嫌う」執着心も除去しなければなりません。私にその深く隠れている執着を発見させてくださった師父に感謝します。
Lさんが足に敷いたタオルは我が家であちこちに散らかっています。ふだん、Lさんが一歩歩くと床に一つの湿った足跡を残し、食事をする20分の間にも、床に大きな水溜まりができてしまいます。同修たちの中にその汚さを嫌う人は一人もなく、積極的に拭いたり、洗ったりしました。Lさんが坐った椅子一面に黄色い跡が残り、それはしみ出た尿だとLさんは自覚していませんが私には分かっています。もしそれを洗うと、Lさんはきっと恐縮して心が動揺し、修煉状態に影響してしまいます。私は何も見ていないふりをしました。Lさんがトイレに行った後、体が大きくて腰を後にひねることが困難なため、後ろにあるゴミ箱にトイレットペーパーを捨てる時、地面に落ちることもあります。私は発見したらすぐ拾ってゴミ箱に捨て、なるべくLさんに見られないようにしています。Lさんは毎日ビデと肛門を洗う必要があるので、私は我が家の洗面器を彼女に使ってもらっています。これらのことは他の同修にとって、とっくの昔に除去したものかもしれませんが、私は今になってやっとそれに気付いて、除去する努力をしています。本当に恥ずかしく思います。
その期間にまた多くの妨害もあったのですが、Lさんに妨害を察知されないように私は注意しました。ある日、母(同修)が電話をかけてきて、「あの人はまだあなたの家にいるの? 彼女はあれほど重体なのだから、万が一何か不祥事が起きたら、あなたはその責任を取れるの? あなたの家には昼夜を問わず多くの人が出入りして、とても危険よ。危険なことを招かないでね。もしも家族が迎えに来たら、さっさと彼女を帰らせなさいよ」と話しました。電話を切った後、母は私を心配しているのだ、しかし母は情を大法の法理の上に置いている、母も同修なので、このことに関して認識を高めて我々と全体を形成しなければならない、と私は思いました。電話で話すのは都合が悪いので、私は母の家に行きました。母は男まさりで、自分の主張がとても強く、私を怒る構えをしました。私と母は法理の上で交流し、「お母さん、難局に陥った同修に助けの手を差し伸べなくて良いのですか。彼女が旧勢力に命を奪われるのを待てというのですか? 師父は『各地での説法二・二〇〇二年ワシントンDC法会での説法』で『相手のことは即ちあなたのことであり、あなたのことは即ち相手のことです』とおっしゃったのよ。もし今日難に遭ったのが私だったら、どうするの?」と言って涙を流しました。母は「ああ、あなたのしたことは正しい。私は間違った」と言いました。母の口から「私は間違った」と聞いたのは、私の人生ではじめてでした。
ある日、夫は「叔父が我々に5万元(約85万円)を借りたいと言いました。必ず貸してあげてね」と言いました。夫の叔父さんはすでに数十万元(約1000万円)の借金をしているので、私が5万元を貸したら、いつ返してもらえますか。5万元を私は大法のことに使いたいので、返してくれないと、私は困りますし、叔父さんにとっても良くないのです。しかし当時の状況を見ると、たとえ返してもらえなくても、夫はどうしても叔父さんに貸してあげたいのです。一方、Lさんは学法においても自分を修めることにおいても、各方面で着実に向上しています。もし私が夫のいうことを承諾せずに、夫がかんしゃくを起こしたら、Lさんにきっと悪く影響してしまいます。そんなことを絶対に発生させたくありません。表面からみると、それは金を貸すか貸さないかの問題ですが、実際には別の原因があるかもしれません。邪悪の妨害はどこにでも存在するからです。そこで私は夫のいうことを承諾すると、夫は喜んで家を出ました。師父はきっと大法の資源を無駄にさせたくないという私の決心を見てくださり、この事をうまく対処してくださいました。最後に私は叔父さんに1万元(約17万円)だけ貸しましたが、夫もその結果にとても満足していました。
私たちのチームに2年前に修煉を始めた新しい同修Bさんがいます。大学の休暇で帰ってきたLさんの息子が、とても熱心にお母さんの面倒を見ているのをみて、Bさんは彼に若い女性同修Dさんを紹介してあげたいと、私に相談を持ちかけてきました。私は「駄目です」と言いました。Lさんは今とても肝心な時に来ているので、私は余計なことを割り込ませたくありませんでした。息子さんとDさんの件をLさんが賛成してもしなくても、きっと心に波紋を起こすからとBさんに説明しました。Bさんは私の話をちゃんと理解していなかったのかもしれませんが、翌日、直接そのことをLさんに打ち明けました。Lさんはとても気に入って、時間を切り詰めて2人に付き合ってもらおうと言いました。
その日の夜の学法が終わった後、Lさんの息子はDさんを家まで送るために、集団煉功に参加しませんでした。それを見てLさんは不機嫌になって、「大学には修煉の環境がないと普段から言っていて、今、よい環境があるのに、かえって煉功をさぼる」と言って、つい若い2人を紹介したBさんに対して不満が生じました。心が揺れるとすぐ呼吸困難になり、すでにむくみが引いた顔はまたむくんでしまいました。そのような状況下でも、私たちは誰もLさんを責めたりせずに、皆が無条件に内に向けて自分を探しました。Lさん親子も内に向けて探したので、呼吸はまた順調になりました。
我が家には24時間同修たちが出入りしているので、扉を開閉する時、向かいに住んでいる男性もちょうどその時に門を開けるのを私は何度も見ました。1回、2回はまだ気にしませんでしたが、回数が重なると、私は少し変だと思いました。同修も「扉をノックするたびに、向かいの人も扉を開ける」と教えてくれました。友人(常人)も私に「あなたは少し注意したほうがいいよ。向かいの家は、あなたの家は法輪功の基地で、昼も夜も人の出入りが絶えないと言った」と告げました。それを耳にした後、私の頭に浮かんだ第一念は、この虚像を否定して、向かいの男性に告発などの悪いことを絶対させないことでした。
その日の夜、若い2人――Lさんの息子とDさんが、学法の時でも発正念の時でも、互いに度々視線を相手に送っている光景が私の目に映りました。「修煉という純粋な場に、あなたたちはこんなに多く情の要素を取り入れたいのか。旧勢力に隙に乗じられたらどうしますか? 多くの同修がここにいるので、付き合うなら家に帰ってからにしなさい。万が一……」と思いました。向かいの男性の怪しい行為を連想すると、いっそう心境が複雑になりました。実は、その時に私はすでに人心が動いたのです。
その時、皆は『轉法輪』の第二講を学んでいて、ちょうど私は「無為の状態で修煉し、心性の修煉に専念すれば、次元もどんどん突破していって、得るべきものが得られるはずです。何かにこだわれば、それは執着心ではありませんか? われわれは始めから高次元の法を皆さんに伝えているので、心性に対する要求も高いのです」の部分を読んでいました。私は一瞬に深い法理が分かりました。師父! 弟子は分かりました、私はひたすら自分の心性を修煉し、他のことを心にかけなくても良いのです。その一瞬の間に、私の心は清水のように少しのさざなみもなくなり、全身の細胞もその法理の内包が分かりました。師父の一言を十分に理解すれば、その瞬間に難関を突破できることを、私は身を以って体験しました。
その夜、私はこんな夢を見ました。夢の中で加圧中の圧力鍋の蓋を誰かが開けようとし、爆発寸前のとても危ない時に、私は素早く蓋をしっかり押さえて、きちんと閉めました。師父の慈悲なるご啓示に感謝します。Lさんの息子さんの事に、もし私の心が動いたら、圧力鍋の爆発のようにきっととても危険なことを招いたかもしれません。今、同修たちは相変わらず我が家に来て、学法、交流と発正念をしています。我が家は一つの大きな煉功場のようで、ある同修も「ここにいると、迫害が始まる前の歳月に戻った気がする」と言いました。その言葉は私を大いに激励してくれたのですが、私の心が動揺しかけた瞬間を、同修たちは知る由がありません。もし私が今日それを書き出さないと、多分それを知るのは師父しかいないでしょう。そのことを通じて、全体に円容することと同修を包容することの重要性が分かりました。それも以降の全体の協力に良い基礎を築きました。
Lさんは強い全体の中でとても速く回復して、大きくて重い体は上から下へとむくみが引いていきました。体の上半身と下半身は見た目では明らかに違い、むくみが引いた上半身はもとの様子に回復し、引いていない下半身は分厚い餅を貼っているようです。毎日体が上から下へと細くなっていくのが分かります。しかし、ある日腹部のところに到達したら、腹部とそれ以下の体のむくみはひかなくなって、かえって片方の足は以前より太くなったようでした。これは何故でしょうか。ある日、Lさんは「○○さん(私を指す)、あることをあなたに打ち明けないといけない」と言いました。呼吸困難で顔が大きく膨らんで、唇が黒くなって目も突き出ている彼女に、ある同修は「早く言ってください。あなたはもうこんな様子になって、打ち明けないとまだ何を待つというのか」と催促しました。Lさんは息を切らしながら「ここ数日、私はずっと息子にDさんを紹介してくれたBさんを心の中で責めています。実は、彼女を責めるべきでなく、私にその願望がなければ、彼女も話を持ちかけてくるはずがないのです。最初、Dさんは家庭の条件も良いし仕事も良い、その上修煉者でもあるのを見て、私はとても賛成しました。それから、2人の付き合いが修煉に支障をきたしたのを見て、私は外へ向けて探し、Bさんを責め息子も責めました。当初、私の賛成がなければ2人は付き合わなかったはずです。息子が私に聞いた時に私は賛成したのに、今は逆にBさんと息子を責めたりして、本当に良くないね」と話しました。話している数分のうちに、彼女の呼吸が正常になって、顔色が回復し、唇も正常の色になりました。
内に向けて探すことと外に向けて探すことの違いを目撃した私は、とても感銘しました。続いて、皆は内に向けて探してみました。1人の同修は「Lさんは息子さんが良い嫁をもらえるように願いました。在席の皆さんはどうだろう。その心がないだろうか」と話しました。私を含めて、在席の同修はみな20代の子供を持っています。探さなければわからないのですが、探してびっくりしました。誰もが内心で子供に良い結婚相手が見つかるようにと思っています。師父はとっくに『轉法輪』の中で「あなたは他人の生活に干渉し、他人の運命を左右することができるはずがありません。妻や子供、親、兄弟などのような家族の人たちの運命も含めて、他人の運命があなたの思い通りになることがありえるでしょうか?」とおっしゃいました。私たちに子供に対する情を発見させた師父に感謝します。特にLさんの息子はとても深く内に向けて探して、大学でやった大法の法理に背いたこと、心性を守れなかったことを全部話しました。彼は話しながら私は感動と敬服の涙を流しました。これはまさに常人が話せるはずのない、神しか話せないことです。私は20代の時に、こんな話を勇気をもって打ち明けることができたでしょうか。できないと思います。私はまた多くの執着心、例えば恐れる心、お節介をやく心、とても強い自我、自分が正しいといつも思う心、メンツを重んじる心、きれい好きの心などを発見しました。
全体的に内に向けて探してから、Lさんのむくみは僅か1日の間に腰からなんと膝まで引きました。みんなは身をもって内に向けて探すことの素晴しさを経験しました。師父が『二〇〇九年ワシントンDC国際法会での説法』でおっしゃった「修煉者にとって内に向けて探すことは最も有効な方法です」をいっそう深く理解しました。師父! 今やっと私は分かりました。今後、この最も有効な方法を決して忘れないようにします。Lさんもとても速く回復して、数日後に足首のところまでむくみが引きました。
今回の全体の協力を通して、皆は修煉の厳粛さに目覚めました。修煉は厳粛なことであり、大法には基準があり、病業に遭った修煉者に対して、大法の基準が特別に厳しくなるはずもなく、病業に遭っていない修煉者に対して、大法の基準が緩くなるはずもなく、この心を修めないと、誰も向上できません。Lさんの思想がもし少しでも歪んだら、すぐ命の危険に晒されると思います。幸い、Lさんを救助する過程で、皆はプラス面の経験ばかり積んだと言えます。つまり、その過程にマイナス面のことが起きなかったのです。旧正月の1週間前に、Lさんと息子さんは良い気持ちを抱えて自分の家に帰りました。
(続く)
(明慧ネット第10回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2013/11/21/143333.html)