私は全力を尽し、職場で大法を実証する
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文╱中国の大法弟子 純心

 【明慧日本2016年12月26日】私は1998年に修煉を始めた古い大法弟子です。18年間歩んできた修煉の道を振り返って見ると、関門を突破した喜びと幸せもあれば、邪悪の狂気な迫害の中で不当に拘禁され、労働教養を科され、家財が差し押さえられた辛い経験もあり、会社から解雇されたこともありました。しかし、偉大な師父の慈悲なるご加護の下、私は今日まで歩んで来ました。

 修行前、私は短気で、度量が狭く、よく1人で落ち込み、年齢が若いにもかかわらず、多くの病気を患って、それはそれは大変辛く、苦しいことでした。大法を学ぶことによって、人生の真の目的は返本帰真することで、良い人、高尚な人、境地の高い人になれば、始めて人間の病気にかからないことを知りました。私は「真・善・忍」の基準に基づいて心を修め、善行をなし、何事も他人を優先に考えるようにしました。そして、穏やかになり、明るくなり、病気も早期に全治しました。

 職場の同僚から、法輪功を修煉してから人が変わったとよく言われました。一回、会議の時、職長が私を指して「ここの古い従業員でも、党員でも、皆彼女に学ぶべきです。彼女は仕事をする時、こつこつと真面目で、苦労をいとわず、恨み言を気にかけず、しかもそれを長く堅持しています」と言われ、そのことが、後に真相を伝え、人を救うことに良い基礎を築きました。当時、私は常に法光に浸り、その幸せと喜びは、言葉で言い表すことは出来ません。

 1999年7月、中国共産党が気違いじみたように法輪大法を迫害した後、職長から「上からの命令で、職場の法輪功の学習者から大法の本とDVDを没収しなければならない」と言われ「ありません」と言うと、職長は「それなら、無いと書いてください」と言いました。この件はそのままで済みましたが、しかし、私の心の中ではとても辛くて、自分が正念を持って大法の書籍を守り抜くことができず、人間のずるい方法を使ってしまったことに、とても後悔しました。

 私は二度も不当に拘禁され、上層部の幹部は何度も私に話をし誤りを認めさせ、「煉功をしない」との保証書を書かせようとしました。そして、「保証書を書き、家でこっそり煉功すればいいじゃないか」と言いましたが、私は「法輪功は佛法修煉で、良い人になるように教え、人の道徳を高めるものです。『真・善・忍』の基準で自分を律して、心を修め、善行をなし、何事も他人を優先に考え、自分のものでなければ貰わないようにしています。今、私は健康になって、国のために医療費を節約し、仕事ぶりも上司に認められ、これは国、社会、家庭に百利あって一害なしで、私は間違っていません。私は『真・善・忍』を修めているから、嘘をつきません。どこでも『煉功する』と正直に言います」と言うと、幹部は「弱小なものは強大なものに勝てない。あなたは辞職願を書きましょう、しかし、人事記録に入れないでおこう。さもなければ、公職解雇となるので、人事記録に書かなければならず将来によくない」と言いました。「私の信仰は仕事に影響を与えていませんし、仕事と矛盾していません。仕事を与えるかどうかはそちらの問題です。私は辞職願を書きません」

 私の労働契約が解除される日、職長は私を事務室に呼び、そこにはすでに十数人の幹部が座っており、入口に椅子が一つ置いてあり、私はそこに座りました。人事主任は震える声で労働契約を解除する書類を読んで「あなたは何か言いたいことがありますか」と問われ、私は落ち着いた口調で「人間はひとたび真理と生命の存在の真の意義を知るようになれば、そのために命を捨てても惜しくはない、ということです」[1]」と言いました。1人の幹部は「あなたがこんなに冷静とは思わなかった」 もう一人の女性は「もう彼女に言わせなくていいから、早くサインしてもらい、共同積立金を受領させましょう」と言い、私は5千元の共同積立金をもらって、事務室から出ました。職長が後からついて来て「足元に気をつけて、いつか、またあなたはきっと戻って来ます」と言って見送りました。

 家に帰ってから「同修と交流が出来て、なんていいことでしょう」と思いました。しかし、迫害がこれだけ残酷で、同修同士もお互いに接触することを避け、時には、すれ違ってもお互いに挨拶もしないようにしています。私はやはりある同修の家に行き、彼女に今日職場で起きた事を話しました。本来なら、彼女から激励の言葉を掛けてほしいと思いましたが、以外にも、びっくりした表情で「あなたはよく考えたの! 仕事がなくなったら社宅も追い出され、子供は学校にも行けなくなるし、女手一つで子供を連れて、これからどう生活するの!」と言われました。それを聞いた私は大きなショックを受け当分立つことすら出来ず、ショックをこらえて彼女の家を出ました。

 私はよろめきながら家に帰って、どたんと頭からベッドに倒れ込んで涙を流しながら、昔、同修たちと一緒に法を学び、功を煉り、比して学び、比して修したころのあの幸せな時間を思い出して、昔の同修達は今どうなっているだろうかと思いました。私は心の中で師父の「論語」を暗唱しました。しかし、ちょっと暗唱すると気が散ってしまいましたが、次第に冷静になりました。大法は正しく、師父は潔白で、大法は私に新しい命を与えて下さり法輪功を修煉することは間違っていません。この時「法を師にする」[2]との一念を強めました。

 私は静かに学法を始めました。師父が優しく私に「精進しようという心を緩めてはいけないことを決して忘れないようにしてください! 一気に最後まで修煉してください! このような大きな法で、人を修煉させているので、長い時間をかけるわけにはいきません。ですから必ず精進してください」[3]とおっしゃいました。私は思わず泣き出しました。泣きながら「慈悲なる師父は私の側で見守っておられ、私には偉大で万能な師父がおられるから、私は全宇宙の中で最も幸せな生命です」と言いました。その瞬間、体にエネルギーが充満し、先程のような苦しみと辛さをまったく感じなくなり、まさしく師父がおっしゃった「弟子正念足りれば 師は回天の力有り」[4]その通りでした。

 職場を離れて21カ月後のある日、職場の5、6人の幹部がわが家に来て、職場に戻って勤務するようにと知らせに来ました。1人の幹部は「会社の幹部も同僚もあなたの帰りを歓迎します。あなたの職長は『会社の千人ほどの従業員が、誰でもあなたのように勤勉で真面目であれば幹部もやりやすい』と言っていた。実は当時、あなたの労働契約を解除しようとした時、職長は何度も拒否して『これほど良い社員を解雇するならば、俺も辞める』と言っていたが、上からの圧力が強すぎて、結局、仕方なくあのような結果になった」と教えてくれました。

 私が会社に手続きに行くと、人事主任は頬を抑えて「歯が痛むんだ。人を解雇し、今また再雇用し、まるで自分の顔をビンタするようなことをしている」と言いましたが、すべては慈悲なる師父が与えて下さったことであると私には分かっています。

 仕事を回復した後、私は新しい職場に来て仕事の中で様々な方面から自分を厳しく律して、自らの言動で大法の素晴らしさを表し、できるだけ修煉の環境を切り開きました。機会があれば同僚達に真相を話し、法輪功とは何か、法輪功を習った後の自分の心身ともに起きた変化や「天安門焼身自殺事件」はでっち上げであることも話しました。そして、なぜ「神は中国共産党を滅ぼす」のかや「蔵字石」のこと、なぜ三退すれば平安を守れるかを話しました。時々、私はDVDプレーヤーを持っていき、皆に「風雨天地行き」 「共産党についての九つの論評」 「神韻」などを見せ、また、様々な真相小冊子や真相DVDを彼らに配り、お正月の時には、対聯(ついれん・中国の伝統的な建物の装飾のひとつであり、慶弔時に一時的に貼るもの)もプレゼントしました。

 新しい職場の業務はそれほど忙しくなく、残りの時間で私は法を学び、煉功し、さらに真相を伝えました。ある同僚は自宅が遠く離れているため、会社の寮に泊まっていました。私が法を学ぶと、彼はいつも側に座り「法を聞かせてください。もっと早くあなたと知り合えば良かった。そうすれば僕ももっと早く良い人になれたはずだ」と言いました。

 ある時、私は部屋で発正念をしていました。知り合いの人が私を訪ねて来ましたが、同僚は「ごめんなさい。この時間帯は、彼女は誰とも会いません」と止め、さらに「この時間は、国家主席が来ても彼女は誰とも会いません。20分間待ってください」と伝えました。またある日、職場の主任が「入口の電信柱に『法輪大法は素晴らしい』と赤いペンキで書かれていて、町内会の人が何度も来て「他の場所は全部消されたが、ここだけはまだ残っている、早く消しなさい」といつも言われていました。その後、よく来る取引先の人から、あなたの会社の前の電信柱の『法輪大法は素晴らしい』が消されないのは、ここの大法弟子がよく行っているから、消されないのだ」と聞かされました。それからも電信柱の『法輪大法は素晴らしい』の文字は、ずっと消されないままです。

 新しい職場に来た時、上の幹部はしばらくしたら必ず一回私に話に来ました。彼はいつも用事やら会議やら、ついでに見に来たと口実をつけてやって来ました。当然、私は毎回彼に真相を話しました。ある日、彼は、「あなたは母子家庭でしょう。何か困ったことがあれば、言ってください。例えば補助金を申請するとか」と言いました。私は「それはいりません。私と子供は医療費を使いませんから、私の給料で十分生活ができます」と言いました。彼は「補助金を使わなければ、貯金すればいいじゃないか」と言うのですが「私は真・善・忍を修めており、補助金を貯金するのは『真』に反しています」と言いました。またある日、彼は「会社はクイズコンテストをやるから、もしあなたが参加したければ推薦してあげる」と言いました。でも私は「このような機会を若者に与えてください」と言いました。この幹部は突然大声で「あなたから、法輪功とは何かが分かりました。もしあなたが信仰を堅持するならば、私はあなたを応援します。この肩書を無くしても構わない」とまで言ってくれ、それから彼はもう来なくなりました。

 『共産党についての九つの論評』が発表された後、上層部の幹部が来て、ペンと紙を私の前に出して「今、法輪功は『九評』の本を発表したそうだ。あなたは読まないし伝えないし、関与しないという保証書を書いてください」と言われ、私は「『九評』ってなんですか」と聞くと、彼は一冊の本で、共産党を論評するものだと言い、私が共産党を論評するものなら、なぜ読ませないのか聞くと、すべて悪口が書いてあると言いましす。私がこの本はどこにありますかと尋ねると、公園のべンチにも、バスの座席にも、どこにでも置いてあると答えました。それなら今度読みたいので、私にも一冊持ってきてくれますかと頼んでみました。彼は私を眺めてしばらくしてから「もういい、保証書を書かなくても結構だ」と言って、紙とペンを片付け立ち上がりました。

 彼が来た以上、彼に真相を話さなければならないと思い、法輪功とは何か、法輪功を習ってから心身共に起きた変化を話ました。そして、大法と大法弟子に優しくするように勧めました。彼は「あなたが言った事は全部知っている。しかし、腕は太ももをひねることができない。これは私の「仕事」だ。私だって、なんとか生計を立てなければならないし、仕事を失いたくない。無事に退職出来たら、その後はなんとでもなる」と言い、最後に「もうここまでにしよう。他の学習者の所に行かなければならないから」と言って別れました。しばらくしてから、この人は50歳過ぎの若さで、心筋梗塞で亡くなったと後で聞きました。この件を通して、大法弟子が真相を伝え、人を救う緊急性と重要性を改めて感じました。

 私が退職した時、会社の同僚、そしてよく来る取引先の人、面識のある人の90%の人は三退をしました。その後、前の職場の職長が脳血栓で倒れたと聞いて、お見舞いに行きました。彼はとてもよく回復して、身体は痩せましたが若返り、後遺症も残りませんでした。彼は大法弟子に優しく接して、三退をしたから、福の報いが得られました。前の職場の他の同僚にもほとんど三退をさせました。

 退職後、私は家のいくつかの事に影響され、暫くの間、自分の修煉を疎かにし、邪悪に隙きに乗じられ不当に連行され、家財も差し押さえられました。家の大法の書籍や師父のお写真、真相DVDおよび私物までも何一つ残さず押収されました。私は不当に拘禁され、8カ月後に、やっと家に戻ってきました。その時、私はとても悔しくて、自分を責め、自分が修煉に厳粛に対処しなかったため、衆生の救い済度に巨大な損失をもたらし、慈悲なる師父に申し訳ないと思い、とても落ち込みました。私は心の中で、「慈悲なる師父よ、この駄目な弟子は、師父にご心配をおかけしました。弟子は修煉をしたいのですが、宝の書籍がなくなりました。もし弟子に一式の宝の本を取り寄せていただければ、弟子は再出発したいのですが」と言いました。

 家に帰ってから私はずっと大法の書籍が置かれていた棚を開けておらず、空っぽとなった棚を見るのが嫌で、帰ってからずいぶん長い間、何もしたくありませんでした。ある日、そろそろ家の片付けをしようと思い、大法の書籍が入っていた棚を開けて驚き喜びました。私の宝の書籍が全部戻って来ていました。私は宝の本を抱いて、泣きながら「慈悲で偉大な師父に感謝いたします! 慈悲で偉大な師父に感謝いたします! 弟子は精進して師父にこのご恩を必ずお返しします」と言いました。当時師父にお願いをした時、師父のお写真をお願いするのを忘れていたため、師父のお写真は戻って来ませんでした。それは私の永遠の痛恨となりました。師父がおっしゃったように「『修は己にありて、功は師にあり』なのですから、あなたにそういう願望があれば充分です。本当にこのことをやってくれるのは師で、あなたにはとてもそういう力はありません」[5] 本当にその通りでした。

 絶えず法を学び、絶えず法で自分を正し、私は早くも法を正す大きな流れに入り、平穏に三つのことをするようになりました。数年来、私は4千人以上の人に三退をさせました。そのことはすべて師父がやっておられるのを分かっています。私は師父のご要求にはまだまだ距離があり、精進している大法弟子達にまだまだ及びません。慈悲なる師父が巨大な犠牲を払って延長してくださった毎日を大事にし、しっかりと自分を修め、この法を正す最後の段階に、出来るだけ早く自分を高め、もっと多くの衆生を救いたいと強く強く思いました!

 法に則っていない所があれば、同衆達の慈悲なるご叱正をお願いします。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『精進要旨二』「わたしの感想」
 [2] 李洪志師父の著作:『シドニー法会での説法』
 [3] 李洪志師父の著作:『ニュージーランド法会での説法』
 [4] 李洪志師父の詩:『洪吟二』「師弟の恩」
 [5] 李洪志師父の著作:『轉法輪

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/12/15/338787.html)
 
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