湖南省:女性修煉者 労働教養所の迫害で精神障害者に
■ 印刷版
 

 【明慧日本2013年6月15日】湖南省耒陽(れいよう)市の法輪功修煉者・李慧娟さんは3年前、白馬壠(りょう)女子労働教養所で受けた迫害により精神異常になり、いまだに回復していない。

 中共(中国共産党)当局は法輪功への弾圧を開始して以来14年間、法輪功修煉者に法輪功の信条を放棄させるため、拷問や毒薬の注射、食べ物に毒物を混入するなど、さまざまな残酷な手段を使って、修煉者を身体障害、精神障害者にし、多くの修煉者を殺害した。

 李さんは小さい頃、父親が中共当局に「右派」として扱われ、一家は差別され生活は非常に苦しかった。李さんは、家計を維持するため、過度に働いていたため、重病を患った。ベッドから起き上がれなくなり、死を覚悟したこともあった。息子が10歳の時、李さんは離婚をし、それ以来、悲観的になり何もかもいやになってしまった。

 2002年、李さんは幸いにも法輪功と出会い、法輪功の修煉の道に入った。それから、法輪功を学ぶことによって、李さんは心身ともに健康を取り戻し、『返本帰真』が人生の目的だと知った。李さんは「真・善・忍」に従い自分を律し、人に対して善をもって接したので、経営している小さな本屋も繁盛した。法輪功の恩恵を受けた李さんは他の人にも法輪功の恩恵を受けてもらいたいと思い、本屋に来ているお客さんに自分が受けた恩恵を話した。

 しばらくして、李さんは近所で有名人になり、中共「610弁公室」の警官の注意を引いた。警官は李さんの店に来て、李さんのことを調べていた。2005年のある日、警官は李さんを連行しようとしたが、李さんは家を離れていたので連行を免れた。

 2008年8月3日、李さんは法輪功の真相チラシを配っていた際、警官に不当に連行され、2カ月間拘留された。警官は李さんから4000元を強請り取って、李さんを釈放した。帰宅した李さんは本屋の経営が維持できなくなり、生活のために市場で本を売ることにした。しかし、警官はいつも市場に行き、李さんに嫌がらせをしていた。

 2009年5月のある日、李さんは蔡倫南路で法輪功の真相チラシを配っていたとき、蔡子池派出所の警官に不当連行された。その後、李さんは1年の労働教養処分を宣告され、白馬壠女子労働教養所に収容された。教養所で李さんは様々な迫害を受けた。情報によると、2010年の新年、李さんは教養所内で「法輪大法は素晴らしい」と叫んだため、警官に独房に閉じ込められた。独房で李さんは高熱を出し、警官に2杯の「牛乳」を飲まされた。「牛乳」を飲んだ直後、李さんはめまいがして、意識が朦朧としたという。

 2010年3月李さんの家族は「李を迎えに来い」と教養所から知らせを受け、迎えに行くと、そこにいたのは、いつも明るくて微笑んでいる李さんの姿ではなく、顔はやつれて表情がなく、精神異常になっていた李さんだった。

 帰宅した李さんは、いつも顔も洗わずに街へ走って行き、拾ったものを食べていた。新疆自治区に住む弟は2回も李さんを病院に送って治療させたが、李さんの病気はよくなったり悪くなったりを繰り返していた。地元の「610弁公室」の警官は、「李は法輪功を修煉して精神異常になった」と嘘をつき、「李のことをビデオで取りたい」と、家族に協力を強要した。家族は警官の要求を拒否し、李さんは教養所で受けた迫害により、精神異常になったと指摘した。

 李さんの家族は李さんの生活保護の手続きをするために区役所に行ったが、関係者は李さんの名前を聞いて、すぐに「できない」と断った。理由は、李さんが法輪功を学んでいたためだった。

 李さんが労働教養所に拘禁されたことで、成績が優秀だった息子は退学処分にされてしまった。現在、李さんは「浮浪者」のようになっているという。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/6/4/274887.html)
 
関連文章