迫害され続ける江蘇教育学院の元幹部 家族が救出願う
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 【明慧日本2013年8月7日】江蘇省の法輪功修煉者・朱鶴飛さん(60代)は先月5日、自宅にいたところを不当に連行された。南京市610弁公室、市公安局、国保(国家安全保衛)大隊、鼓楼区公安支局・610弁公室、江寧区公安支局・610弁公室などの部門と人員が今回の不当連行に関与した。現在、朱さんは市刑務所に拘禁されて20数日が経過しており、家族は非常に心配している。

 朱さんは江蘇省教育学院の元幹部。1996年、朱さんは友達の紹介で法輪大法の修煉を始めた。もともと良い人だった朱さんは「真・善・忍」の教えに従って更に良い人になり、道徳心も向上した。朱さんはいつも他人を優先にし、闊達で、理性的、頑丈で見識のある人になり、今まで患っていた胃病、不眠症、頭痛、頸椎症などの病気は、自然に治った。 

 1999年7月に情勢は突如変化した。修煉を堅持する朱さんは、何度も刑務所に拘禁され、さらに精神病院で苦しめられ、睡眠のはく奪や洗脳による迫害を加えられた。 

 一、1999年、黒雲が頭を襲う

 一晩で、国民に愛好されていた法輪功が中共(中国共産党)当局の迫害対象となった。朱さんの家族は他の修煉者の家族と同様に、強大な政治圧力に耐えて、身内はみな恐怖の中で生活していた。身内は朱さんを監視し、家から離れることを許さなかった。その後、勤務先は中共の圧力の下で朱さんの名前をブラックリストに載せ、上司からは勧告を受けた。強烈な圧力の下で、朱さんは本心に反した態度を表明した。1999年10月、朱さんは明慧ネットで、多くの修煉者が険しい環境の中でも恐れず、生死を放下して法輪功の真相を伝えていることを知り、感動すると共に後悔した。

 二、官職を免職される

 朱さんは上層部の指導者たちに手紙を書き、法輪大法の素晴らしさ、自分が幸運にも法輪大法と出会い、そして如何に良い人になるように努力しているかを述べ、自分は正々堂々と修煉を続ける決意を表明した。その後の幹部会で、朱さんは「私は法輪功修煉者です」と在席者に教えた。すると、直ちに会場の幹部は驚愕し、後で噂が立った。ある幹部は「あなたの今日の発言はとても感動的で、誠心誠意、善良さが伝わってきました」と言ってくれた。しかし、朱さんのすべての職務は免除され、窓際族となった。   

 三、不当に連行される 

 2000年4月のある日、朱さんは勤務中に突然不当に連行された。拘留中、警官は誘導尋問などの方法で朱さんを騙し、「問題」を認めさせようとしたが、何も得られずに朱さんを南京市刑務所に拘禁した。以前、拘禁されていた修煉者がよく真相を伝えていたため、受刑者たちは皆、朱さんのことを尊敬した。拘留期間中、朱さんも真相を伝え続けたため、刑務所のリーダーは、朱さんに対して特別に配慮していた。しかし、朱さんは出所後、そのまま精神病院へ送られた。

 四、精神病院で迫害される 

 精神病院に拘禁された途端、朱さんは数人の医療関係者らに押さえ付けられ、詳細不明の注射をされた。しばらくすると、朱さんは口が渇いて目がくらみ、何も分からなくなった。翌日、目が覚めると、朱さんは座ることも立つこともできなくなり、天井がぐるぐる回って、視界がぼんやりし、字がすべて重複するように見えた。それから、朱さんは何度も注射された。 

 無知で人を害する医療関係者らを見て、朱さんはすべての機会を利用して真相を伝えた。それから、医療関係者らは朱さんをあまり苦しめなくなり、ついに、先生のご加護の下、非人道的な生活を終えた。 

 五、陳情に行き 真相を伝える 

 2000年10月1日、朱さんは他の修煉者と一緒に北京へ行ったが、地元の警官は天安門広場の大勢の人ごみの中から朱さんたちを探し出し、地元に送還した。 

 その後、警官は朱さんを拘禁しようとしたが、朱さんに一念が生じた。「私は決してこの迫害を認めない! 私は署名を拒否する」 日暮れまで対峙した結果、事態は本当に変わり、朱さんは帰宅した。 

 六、再び監禁される 

 中共は法輪功を迫害して14年来、新年、祭日すべてを「敏感日」と見なし、迫害を層強化した。 

 2001年の10月1日(中共政権樹立日)の前夜、朱さんは理由もなく公安局に不当連行された。10人ほどの警官は、昼夜を問わず交替で尋問を行なった。朱さんはこの機会を大切にして、1人ずつに質問して考えさせ、彼らの良知、善念を啓発した。 

 市刑務所で朱さんは、つねに穏やかで寛容な気持ちで全てに直面したので、だんだんと環境が変わった。受刑者たちは法輪大法に対して理解を示し、『洪吟』を暗記し、何人かは修煉を始めた。 

 警官は依然として絶え間なく尋問を行ったが、朱さんは至る所で真相を伝え続けた結果、急速に尋問を終えた。

 刑務所を出ると、610弁公室の人員らは朱さんを直接洗脳班へ送るつもりだったが、朱さんは生死を顧みず、夜中まで苦しめられても、警官の要求に応じなかった。そして、朱さんは帰宅した。

 七、繰り返し洗脳される 

 2002年7月、朱さんは鼓楼区洗脳班へ不当連行された。当時、鼓楼区政法委員会(610弁公室を直轄する組織)は周辺の多くの修煉者を不当連行し、虚言、偽善、恐喝などの手口に多数の修煉者が騙され、煉功をやめることを表明した。 

 2005年5月、朱さんはまた洗脳班へ連行された。10人ぐらいの警官、610弁公室の人員、仏教、道教のいわゆる信徒、省級の「洗脳専門家」たちは昼夜を問わず、交替で朱さんを眠らせなかった。朱さんは法律、道徳、道義、信仰の各方面から、理性的に真相を伝えた。最後に彼らは何も言わなくなった。

 今年の7月上旬、朱さんは自宅で、南京市610弁公室、公安局、国保(国家安全保衛)大隊、鼓楼区公安支局・610弁公室、江寧区公安支局・610弁公室などの部門と人員に不当連行された。朱さんの家のパソコン2台、ノートパソコン3台、法輪大法の書籍、CD-ROMなどの備品、個人の証明書を奪われ、いかなる領収書、預かり書をも残していなかった。 

 八、拘禁されて20数日間が経過 善良な人々の関心を呼びかける 

 朱さんが不当に拘禁されてから、すでに20数日間が経過している。家族はあちこちと奔走し、非常に心配している。正義の人々に、朱さんの事件に注目を寄せて援助の手を差し伸べていただき、朱さんが無事に帰宅できるように切に願っている。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/7/30/277414.html)
 
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