明慧法会|人を多く救い、良い修煉環境を切り開く(三)
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文/中国の大法弟子 蓮

 【明慧日本2013年8月8日】

 二、職場で人を救う

 私の勤め先は学校です。しかし、迫害で仕事の場所を何度もかわりました。どこでも、私は自分に厳しく要求しています。毎朝、事務所に行き、まず机を拭き、床を拭きます。それから、仕事上の利便性と接する人それぞれの縁を利用します。

 今の仕事は、教務員で、主に教務部の検査に関わる仕事です。この仕事は少し「中途半端」で、人の感情を損ねやすいのですが、私は一方で仕事の要求に応じて厳しく検査し、他方では具体的な問題に対処する際、真、善、忍の原則で事を処理し、できるだけ当事者の立場に立って考えます。そのため、私は教務部の要求をうまくこなすことができ、教師とトラブルが起きたことはありません。教師たちは私をとても信用してくれているので真相を伝えるにあたって、この事はとても便利なのです。

 ほぼ毎週、私は全校の事務室を回りますので、教師と個別に接する機会が多くあります。このチャンスを利用して、DVDを渡したり、真相を伝えます。しかし、ときに私は心性がしっかりせず、多くの機会を失いました。

 2007年、わが校の元書記が早期退職し、他の職場から書記が転任してきました。着任早々から、610弁公室が計画した「私への監視」を、その書記は一点の手抜きもなく実行しました。休みの日に、学校の中級幹部が、我が家の電話を監視していたので、私は電話線を抜きました。そのため、書記は、道を掃除する人に私が出かけるか否かの調査と監視をさせました。

 休みが終わった後の新学期初日、正門の入り口で、私は書記に会いましたが、書記は前を向き、無表情で、私を見ていないかのようでした。私は特に気にせず、自ら進んで挨拶をすると、書記は意外にも軽く頷きました。後に、空き時間を見つけて書記の事務所に行き、休みの間に電話するように手配したかどうかを、書記に尋ねると、「そうです」と、書記は返答しました。私は、「自分が迫害されたので、母の睡眠に良くないし、騒がしい電話を受けると怖くてドキドキします。母の体のために、私は電話線を抜きました」と、話し、続けて、「テレビメディアの偽報道と、自分が不当に拘束され、労働教養された経験」を話す間、書記はずっと静かに聞き、何度もうなずきました。私が部屋を出て行く時、「また、お待ちしていますよ」と、書記が快く挨拶しましたので、それから後も何度か、書記と談話しました。

 学校が始まってから、週1回の邪党の旗を上げる儀式に、私は続けて4週間参加しませんでした。ある時、校内で書記に出くわしました。「今日は参加してください」と、書記が話したので、「どうして参加しなかったのか、書記にもわからないはずだ」と考え、書記の当直時間を利用して、事務所に行き、「自分が政治面の儀式に参加したくない」と、書記に表明しました。その上、「『愛国心』は『党への愛情』ではない」と、はっきり言うと、最初、書記は賛成しませんでしたが、1時間あまり真相を伝えてから、書記は同意しました。

 私が書記に真相を伝えた回数が多く、また、書記に『九評』を見せたので、書記は「素晴らしい未来」を選びました。それからは、学校が人を手配して家へ電話してくることはもうありませんでした。私はオフィスで、空いた時間を利用して、電子ブックを公開して見ながら学法しましたが、私を見ても誰も構いませんでした。

 2010年、地元の「610弁公室」は私を洗脳班に送って迫害しようとしましたが、書記が早めに知らせてくれて、「今回は行かなければなりませんが、泣きを見ることのないように、『保証書』を書けばそれでいいです」と、言いました。「これは私への迫害だけでなく、学校に対する迫害でもありますので、私は絶対書きません」と、書記に話しました。そして、事件の原因結果を尋ねると、「教育局の指導者が、610弁公室の区の方に仕事で行ったとき、610弁公室の主任から、『出来がいいから、徹底的に番号を取り除く』と言われ、その条件が『保証書』を書くことだったのです。教育局の指導者はいい事だと思い、それからあなたを洗脳班へ行かせる事に同意したのです」と、書記は教えてくれました。

 その話を聞いて、「これは全然いい事ではなく、これは形を変えて私を迫害したいだけで、私は深く信仰していますので、その『保証書』は書きません。2003年直前まで不当に洗脳班に入れられ、労働教養を宣告され、しかも洗脳班で、私は体罰などの迫害を経験しました。公的に説明している、いわゆる『よい教育』などでは全然ありません」と、私は言いました。「その他の地域において、職場の学習者が長い間研修会に行かされるために、職場が混乱する」と、私は書記に教え、「自分があそこに行っても保証書を書くことは決してありませんが、学校と教育局が事件に関わりあいになるのは望ましい事ではありませんので、私は直接教育局の指導者に面談したい」と、私が言うと、書記は同意し、同時に、誰を訪ねればよいかを、教えてくれました。

 それからしばらく経ったある日、私は教育局へ行き、同様に似たような話を語り、私の考え方を表明しました。そして、「もし教育局がプレッシャーだというなら、私が直接610弁公室を探して、その地方へ行きます」と話すと、教育局が自分で「610弁公室」と連絡を取るので、私が行く必要はないと言い、最後に、「君は自分の好きなようにしてください」と、言いました。

 今回の迫害では、邪悪の徒は最後にはうまくいきませんでしたが、このことは私の修煉の中に漏れがあると分かっています。ある一定期間以来、私は自分の修煉においてリラックスしすぎでしたので、これがひどく私の向上を邪魔していたのでした。私の最大の問題は、これまでの長い間、修めきれなかった執着心と維持できなかった精進でした。今後、私は一層自分をしっかり修め、常に執着を取り除き、法をよく学び、大勢の人を救い、師父の慈悲な済度を無にしません。

 至らないところがあれば、同修の皆さんの慈悲深いご指摘をお願いします。

 (完)

 (明慧ネット第8回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2011/11/27/249396.html)
(English: http://www.clearwisdom.net/html/articles/2012/1/5/130524.html)
 
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