上海市:母親の不当連行をネット上に暴露した娘に実刑判決
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 【明慧日本2013年8月16日】上海市の法輪功修煉者・池瑤さんは、無実の母親・葛肖天さんが警官に不当連行されたことを中国語QQ(インスタントメッセンジャー)に投稿したため、昨年11月4日、金山区国保(国家安全保衛)大隊の警官に不当に連行され、拘禁された。

 先月11日午後2時、上海市金山区裁判所は池さんに対する不正裁判を開廷した。法廷で池さんの弁護士は池さんの無罪を弁護したが、610弁公室の指示を受けた裁判官は、池さんに懲役3年6カ月の実刑判決を宣告した。その後、池さんは不当判決に対して上訴したという。

 開廷当日、裁判所の周りには多くの警官がいて、傍聴のため、裁判所に来た法輪功修煉者たちを監視し、法廷に入らないように警戒した。法廷には池さんの身内4人しか入れず、傍聴席は610弁公室の警官や中共(中国共産党)当局の関係者などで埋まっていた。

 池さんの母親・葛さんはかつて、多種の病気を患い、長年治療しても効果がなかった。しかし、1998年5月、葛さんは法輪功を学び始め「真・善・忍」の教えに従って己を律し、知らないうちに病気が消えて元気になった。

 しかし、1999年7.20、中共が法輪功に対する弾圧を開始した。葛さんは法輪功を学び続けているという理由で、中共当局に何度も連行されて拘禁された。

 2000年11月17日、葛さんは「法輪大法は素晴らしい」などの横断幕を街で掲げたため、警官に連行され、執行猶予3年の判決を宣告された。

 2004年8月17日、葛さんは警官に連行されて刑務所に拘禁され、2007年3月8日に解放された。2年6カ月以上拘禁されていた。

 2008年6月17日、街で人々に法輪功が迫害されている真相を伝えた際、葛さんは再び連行された。その後、労働教養1年を宣告された。

 昨年4月10日、葛さんはある小区で人々に真相を伝えたとき、区国保大隊の警官に連行されて拘禁された。しかし、警官は葛さんを連行したことや拘禁場所を葛さんの家族に通知しなかった。そのため、池さんは失踪した母親を探すため、いろいろなところを聞き歩き、国保大隊に何度も電話をして聞いたが、明確な返答はなかった。池さんは仕方なく、インターネットで母親が失踪したことを書き込んだ。その後、区610弁公室の警官・趙勇から「面会に来い」と連絡がきた。

 同年9月3日、池さんは刑務所で母親と面会したとき、母親の手首に傷跡があることに気づき、原因を聞いた。すると、葛さんは「毎日、手錠をかけられ、連続6日間かけられたこともあった。手錠の傷跡だ」と言った。池さんはその傷跡をカメラで撮ったが、警官に「削除しないと、お前の身も危ないぞ」と脅迫された。

 同年11月4日午後、池さんは外出するとき、突然目の前に現れた国保大隊の警官に不当に身柄を拘束された。その後、警官は池さんを連れて池さんの家や勤務先へ行き、家宅捜索を行い、池さんのパソコンを没収した。11月30日、区の検察院は池さんに「ネット上で投稿した」という理由で、逮捕状を出した。

 現在、労働教養1年6カ月を宣告された葛さんは、労動教養所に拘禁されている。池さんは判決を不服として、上訴中である。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/7/26/277235.html)
 
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