【明慧日本2013年11月12日】黒竜江省大慶市の法輪功修煉者・魏珺さん(女性)は、5年間黒竜江省女子刑務所に拘禁され、今年8月27日は刑期満了の日だった。その日の前日、刑務所の警官・袁は魏さんの姉に電話し、「翌日に魏珺を釈放する」と連絡した。
魏さんと娘
27日の午前10時ごろ、魏さんの家族は魏さんを迎えに刑務所へ行った。家族が刑務所の接待室で待っているとき、当直の女性警官は「あなたたちは誰を待っているのか」と突然に尋ねた。家族が「魏珺です」と答えると、女性警官は「魏珺なら、すでにここから出たよ」と言った。話を聞いた家族は驚きながら「いつですか? 誰が迎えに来たのですか?」と聞くと、警官は「知らない」と答えた。家族は「昨日連絡をもらって、ここで魏珺を必ず私たち家族に渡すと約束しました。なのに、嘘だったのですか」と言った。それで、家族は急いで、昨日電話を受けた警官・袁に電話したが出なかった。家族は女性警官に頼んで、警官・袁に電話をかけてもらった。警官・袁は「省610弁公室の警官が魏珺を連れて行った。魏珺を家に送ったと思う。家に帰って待ちなさい」と言った。家族は「もし、魏珺が家に帰ってなければ」と聞くと、袁は「省610弁公室に聞けばよい」と言った。
家族は家に帰ったが、魏さんはいなかった。仕方なく、家族は午後に大慶市610弁公室に行き、魏さんの行方を聞いたが、はっきりとした答えは得られなかった。
9月14日、家族は知らない人から「魏珺は鶏西市密山洗脳班にいる」という電話を受けた。
翌々日、家族は大慶市610弁公室に行ってリーダーに会い、魏さんの話をしようとしたが、警官から暴力を振るわれた。
9月24日、家族は魏さんと面会するため、密山洗脳班に行ったが、密山洗脳班の職員に「魏珺は少し前鶏西市の洗脳班に移した」と言われた。鶏西市には洗脳班が3つあったが、鶏冠区洗脳班と城子区杏花洗脳班はすでに解体され、密山洗脳班しか残っていない。しかし、魏さんの行方はいまだ不明である。
9月23日の明慧ネットの報道によると、魏さんは密山洗脳班に拘禁されているとき、法輪功の功法を練習したという理由で殴打されたことがある。また、「三書」に署名するよう強要されたが拒否した。すると警官は魏さんに「もし署名しなければ、お前のお腹を切って臓器を取り出し売ってやる」と脅迫した。魏さんは洗脳班で様々な洗脳を受けたが「転向」することはなかったという。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2013/10/30/142956.html)