遼寧省:公安局の元幹部 信仰を理由に拘禁される
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 【明慧日本2014年2月11日】撫順市公安局の元幹部・王素芳さん(64歳女性)は去年12月5日午後、法輪功の真相資料を配布していた時に、駆け付けた福民派出所の警官に捕まった。そして撫順南溝留置場へ移送され、拘禁された。

 家族はそれ以来、正義ある2人の弁護士に依頼して王さんの無罪を訴え続けた。しかし、12月27日、弁護士の張さんは福民派出所に拘束され、3時間にわたって拘禁された。その間、張さんは殴る蹴るの暴行を受けた。警官らはこのように、弁護士が王さんのために出廷しないよう迫害を加えた。

 1月16日、弁護士の石さんは当局の圧力を恐れず、撫順南溝留置場へ行き、王さんと面会した。そこで王さんに対する拘禁状などの書類を請求したが、施設側は関係書類を見せず、口頭で令状の内容を伝えただけだった。

 当日の午後、弁護士は検察庁や新撫区国家安全保衛大隊、新撫区公安支局を往復して、王さんを迫害した関係者に事情を聞こうとしたが、誰一人として顔を出さなかった。

 その後、法制科の科長・賀偉は顔を出したが、弁護士に向かって以下のように言い張った。

「1、王は法輪功をやめないため、以前も判決を受けたことがある。2、信仰を理由に執行猶予を科されている。3、撫順市でもっとも人通りの多い街で法輪功の真相資料を配っていた。4.その罪の証拠となるものは2枚のDVDと2部の新年カレンダーの所持である。5.王はかつて公安局の警官だったので、罪を重く科すべきだ」。

 賀の発言は中国の「憲法」第三十六条「公民は宗教信仰自由を有す」に反しており、または第三十五条の「公民は言論、出版、集会、結社、遊行、示威の自由を有する」にも反している。

 撫順公安局は10年前、王さんが法輪功をやめないという理由で彼女を無断で解雇した。にもかかわらず、現在、王さんにさらなる迫害を加えている。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/1/31/286790.html)
 
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