遼寧省:市民を不当連行した警官 弁護士との面会避ける(写真)
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 【明慧日本2014年1月7日】遼寧省営口(えいこう)市の国保(国家安全保衛)大隊は昨年11月中旬、法輪功修煉者・韓錫傲さん、陳文多さんを不当に連行して拘禁した。2人の家族は公安局を訪ね続け、無条件の解放を要求したが、関係者は返答しなかった。

 また、公安局の警備員は「上層部からの命令だ。法輪功修煉者を逮捕したら、誰が来ても会わせない」と言った。そして、「不平があるなら弁護士を雇うか、信訪弁公室(中国の陳情窓口)か検察院に告発しろ」と言った。しかし、家族が実際に弁護士を雇っても、関係者は弁護士に会おうとしなかった。

 情報筋によると、2人はすでにバ魚圏検察院に逮捕許可が出された。しかし、2人は署名をしていないという。

 11月12日午後2時ごろ、韓さんは尾行され、不当に連行された。そして、パソコン、DVDレコーダー、プリンタなどの私物を没収された。13日午前、バ魚圏国保大隊の警官は再び韓さんの自宅に押し入り、韓さんの妻を連行した。妻はその後、解放された。

家中被抄后
没収された後の陳文多さんの自宅

 11月14日、陳文多さんと弟・陳文浩さんはバ魚圏国保大隊の4人の私服警官と海東派出所の警官4人により不当に身柄を拘束された。合法的な手続もないまま、警官らは陳さんの家に不法に侵入し、デジタルカメラ、カーナビ、携帯電話、USBメモリ、ハードディスク、メモリカードなどを没収した。そのうえ、2000年に陳さんの妻・劉丹さんが1万元を強請り取られた領収書も奪われた。

 12月11日、家族が公安局の入り口で警官らを目撃して問いただすと、意外にも警官らは逃げ出したという。家族はそれでも諦めず、検察院、信訪弁公室、紀律検査委員会に告訴状を提出したが、結局、互いに責任を押し付けただけである。

 12月19日、2人の弁護士は「国保大隊の隊長・王洪魁に会いたい」と要求したが、警備員に「案件はすでに検察院に出した」と返されたという。弁護士は検察院を訪ねたが、検察院側は「案件はまだ国保大隊にある」と返事をした。弁護士は再び国保大隊を訪ねたが、担当者に「大隊長は不在だ」と言われた。王洪魁は12階にいると分かり、担当者を問い詰めると何も答えることが出来なかった。

 21日、陳さんの家族は国保大隊の隊長・王洪魁法輪功が迫害されている実態を伝えようとしたが、王は聞くどころか責任逃れをして、「今度来たらお前らの脚を殴って折ってやる」と家族を脅迫したという。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/12/23/284374.html)
 
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