山東省:骨董店店長 不法裁判を受け、家族は上訴(写真)
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 【明慧日本2014218日】当局に不当逮捕されていた山東省莱陽(らいよう)市の骨董店・店長で法輪功修煉者・張勝齊さん(45)の案件について、公安局・検察・裁判所の関連部門は「何度も検討した」とした上で、昨年1224日午前、莱陽市竜旺庄鎮の廃止寸前の小さな法廷で不当な裁判を行った。17日、莱陽裁判所は張さんに対して懲役5年を宣告した。張さん本人と家族はすでに上訴している。

 裁判当日の午前、莱陽市竜旺庄鎮へ向かう路上で、数台のパトカーの傍にいた警官らが、厳しく通行車両を取り調べていた。緊迫した雰囲気の中で、多くの民衆は通行を許されず、竜旺庄鎮の法廷の庭には制服を着た警官・私服警官・政府人員を含めて数百人がいて、パトカーと乗用車が、庭の中や外にも一面に止まっていた。

 静かな生活に慣れている近隣の住民は、このような事態に直面して、何が起きたのか分からなかった。住民達は法輪功修煉者に対する裁判だと知ると、「善良な庶民に対して、大勢の人を動員する必要があるのだろうか?」と本音を隠せない様子だった。

 

 張さんの弟夫婦など、身内は法廷の入り口で遮られ、入ることを許されなかった。身内は「自分の家族さえ傍聴できず、この裁判のどこが『公開裁判』だと言えますか?」と憤慨した。結局、弁護士2人、張さんの妻と妻の父親の2人しか入ることができなかった。 

 張さんは海軍の元下士官だった。張さんは法輪功を学んだという理由で迫害され、20005月、しかたなく莱陽市で骨董店を経営し始めた。張さんは、1999年から今日まで、法輪功を学び続けているという理由で、不当拘禁・自由の制限・強制転業・指名手配されて放浪生活を余儀なくされるなどの迫害を受け続けてきた。また不当連行・死人ベッドと呼ばれる拷問具に20数日間縛られる・自白の強要・労働教養3年・家財没収・出入国の自由を剥奪される等々の迫害も受けた。 

 昨年53日、骨董店・店員(修煉者)が不当連行された際、張さんは店員を助けようとして滅多打ちにされ、傷だらけになった。後に莱西市と莱陽市の610弁公室の職員の仕業だと分かった。張さんは公務執行妨害の罪で連行され、610弁公室人員は骨董店の商品と個人の物品を大量に没収した。 

 裁判で2人の弁護士は法律に基づき、「張さんの信念は法律に違反しておらず、迫害は有罪になる」との内容で弁護をした。

 (弁護内容は中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/1/10/285505.html)
 
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