杭州市の法輪功学習者2人に不当判決 家族が上訴
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 【明慧日本2014年8月11日】浙江省の法輪功学習者・代春英さんと張国芬さんは今年5月、杭州市下沙区裁判所でそれぞれ懲役3年と3年6カ月の不当判決を下された。2人と家族はすでに杭州中級裁判所(高裁にあたる)に上訴した。情報によると、中級裁判所は近日中に非公開裁判を行う予定だ。

 昨年1月19日、代春英さんの家族3人と家政婦の張国芬さんは、杭州市のスーパーで買い物をしている最中、杭州市聞潮派出所の警官らに連行された。代さんの夫は24時間拘留され、1万元をゆすり取られた後に解放された。1歳半の子供が脅され、数日間も放心状態で高熱が下がらなかった。

 先月13日、代さんの夫は下沙区公安支局の潘大隊長から「国保大隊(法輪功迫害の実行機関)まで来い」との電話を受けた。潘は代さんの夫と姉に会うと「代春英が連行された原因はやはり法輪功を学んでいるからだ。もし家政婦・張国芬がいなければまだましだが、2人はよく一緒に出掛けるから、今彼女らは刑務所に入って、社会に捨てられた。おまえ自身のために、今後の人生を考えた方がいい」と言った。代さんの夫は「社会は彼女を捨てても、私は捨てません」と答えた。代さんの姉は「あなたは夫婦関係に対して離婚をそそのかしているのですか」と言った。

 このことを聞いて、7月14日午前、代さんの家族が国保大隊を訪ねた。潘は前日の発言を否認し、さらに恨みと恥ずかしさで怒り出して「録音したのか? 証拠を見せろ。そのすべての資料は私が整理した。訴えたいなら訴えてみろ」と怒鳴りつけた。家族が、連行した時に加担したかどうかを聞いて、潘は認めた。「なぜ小さい子供さえ連行したのですか」と聞くと、潘は「覚えていない」と言った。家族は「政府が指定した邪教の中に法輪功は入っていません」と説明した時、潘は「代春英と張国芬はすでに刑務所に、お前達はまだ分からないのか? ここは公安局、私は今お前達を捕まえてやる」と怒り出した。

 家族は公安局から出てきて、また下沙区裁判所に行き、張国芬の娘は何書記に「どうして期限を延長して張国芬を拘禁するのですか」と尋ねたが、何は「法輪功の資料に張国芬の指紋(事実上はたくさん人の指紋がある)があって、総合的に考慮し、張国芬が作成したと判定した」と答えた。張さんの娘はテーブルを叩いて、「このテーブルの上に私の指紋がありますが、このテーブルは私のものと言えますか?」と聞くと、何は答えられず「ほかの問題はまだあるか」と聞いた。張さんの娘は「さっきの問題を解決してくれれば十分です」と答えた。何は張国芬さんを拘禁することが違法であることを承認し、もし上が無罪で釈放することを許可すれば、すぐ解放できると言った。

 現在、張国芬さんと代春英さんは杭州市留置場8監区に拘禁されているという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/7/28/295296.html)
 
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