黒竜江省:労働教養所で迫害された女医 下半身に障害
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 【明慧日本2013年8月2日】黒竜江省ハルビン市中医病院の医師・田慶玲さん(40歳女性)は、熟練した高い技術力を持ち、人々に尊重されている。しかし、田さんは法輪功を学んでいるという理由で2011年、中共(中国共産党)当局の警官に連行され、労働教養処分を下され、前進労働教養所に収容された。田さんは教養所でさまざまな迫害を受け、下半身に障害を負った。

田庆玲

田慶玲さん

 田さんはかつて、先天的な奇形腫を患い、心身ともに苦しみ、短気な性格でよく家族と喧嘩していた。その後、田さんは黒江省中医薬大学に進学して、幸運にも法輪功と出会った。法輪功を修煉してから、田さんは何事も「真、善、忍」に基づき、自己を修め、両親に孝行し、姉妹とも仲良く、他人にも優しく、善良で思いやりがある人に変わった。それにつれて、田さんが患っていた病気も消えたという。

 田さんは卒業した後、ハルビン市中医病院に就職し、腫瘍科の医者になり、熱心で責任を持って仕事に取り組み、患者から信頼を得た。

 しかし、2011年12月8日、警官は何の令状の提示もなく、田さんを連行し、2年の労働教養処分を宣告した。

 田さんは教養所で「三書」を書かなかったとして、手錠をかけられ、スタンガンで電気ショックを加えられ、奴隷のように長時間の労働を強いられ、独房に監禁された。また、中枢神経に破壊する薬物を混入したものを灌食され、食事と水も与えられず、トイレに行くことを禁止されるなどの迫害を受けた。それによって、健康だった田さんは障害を負った。

  2012年1月16日、家族は田さんと面会したとき、田さんの両手が腫れているのに気づき、事情を聞いた。田さんは「『三書』を書かなかったので、吊るし上げられたの」と言った。5月3日、家族は田さんと2回目の面会をしたとき、田さんは人に背負われて出てきた。田さんは家族に「4月8日に倒れたが、2人に支えられて労働現場に行かされ、労働を強いられた」と告げた。5月7日、病院の検査で、田さんは法輪功の修煉で消えた先天性奇形腫が再発したと診断された。家族はすぐに、教養所側に病気の治療のため「一時出所」の許可を求めたが、拒否されたという。

  その後、田さんは病気が悪化したため、6月21日、ハルビン第一病院に送られ、奇形腫の手術をした。治療代は12000元かかったが、すべて田さんの家族に負担させた。主治医は「肺のCT、ECT、脳のCTなど、詳しく検査を受けて、下半身の障害の原因をつきとめたほうがよいです」と提案したが、田さんは手術をして6日目に、教養所の警官によって教養所に連れ戻され、引き続き奴隷のような労働を強いられた。警官らは田さんに「おまえは仮病だ」と言い放ったという。

 田さんは歩行困難で、片足の筋肉がひどく萎縮してしまった。しかし、警官はわざと、田さんが使っている車椅子と松葉杖を取り上げた。田さんは100メートルの距離を歩くのに、足が動かないので、腕のひじを使って体を支えて動き、3~4時間もかかったという。

 田さんは170センチの身長で、迫害によって現在、45キロの体重もなく、食事を摂れず、虚弱で、しばしば意識不明の状態になっている。しかし、教養所所長・王亜羅は「俺が所長になっている間は、決して田慶玲に一時出所をさせないぞ」と言ったという。

  6月17日、田さんの父親が、障害を負った娘が教養所で新たに迫害を加えられたことを知り、遠く離れた家から娘を拘禁している教養所に駆けつけ、娘に会いに来た。しかし、娘には会えず、強制的に秦皇島の実家に送還された。父親は強制送還されたことに怒り、娘のことも心配し、患っている病気が悪化し て3回も救急車に運ばれたという。

  (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)
 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/7/19/276866.html)
 
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