黒竜江省:法輪功修煉者が派出所・留置場の拷問で、飲食も歩行も困難
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 【明慧日本2013年12月25日】黒竜江省チチハル市の警官は今年9月27日、尾行・盗聴・不法侵入などの下劣な手段を使用し、法輪功修煉者20数人を不当に連行した。同日午後、江岸派出所の警官は新合小区の李愛英さんを自宅前で不当に連行し、監禁した。その後、李さんは派出所と留置場に迫害され、飲食も歩行も困難になったという。

 9月27日午後3時頃、李さんは自転車に乗って出かけようとしたところ、突然現れた数人の私服警官に連行された。警官は李さんのリュックサックの中から李さんの家の鍵を探し出し、その鍵で李さんの自宅に不法に押し入って家宅捜索を行い、法輪功の関連書籍と私財を没収した。

 李さんは派出所まで不当に連行された。派出所の警官は、雑巾で包んだ木の棒を李さんの口に入れた。それを噛んで折った李さんは、警官に怒鳴られた。警官は「お前の歯が強いか、鉄が強いか、やってみろ」と言いながら、鉄の棒を雑巾で包んで李さんの口の奥まで押し込んだ。そのため、李さんは喉に傷を負って出血し、嘔吐した。李さんは夜中2時に市留置場に送られた。

 

拷問の実演:殴打

 留置場で李さんは囚人服の着用を拒否したため、警官に指示された受刑者ら数人に平手打ちを食らわされ、殴打された。また、髪の毛を引っ張られて部屋に入れられ、蹴られたりした。警官はそれでも気が済まず、李さんを部屋からホールまで引きずり、「ここでは俺の言うことに従わなければならない。俺たちは武装警官だ」と脅した。李さんは「私は罪人ではありません。法輪功を学び良い人を目指しています」と言ったが、警官は狂ったかのように李さんを殴ったり蹴ったりした。そのため、李さんは背中から出血し、脊椎と腰を負傷した。それから、警官は李さんに手錠をかけ、両足に25キロの枷をつけ、引きずって部屋に入れた。

 29日午前11時、江岸派出所の警官は留置場に来て李さんを尋問した。李さんは負傷して歩けないため、警官に命令された受刑者が乱暴に引きずって李さんを尋問室に入れた。江岸派出所の警官は李さんに、ある法輪功修煉者のことを知っているかと聞いたが、李さんは「知りません」と答えた。尋問を終えると、李さんは再び部屋まで引きずられた。

 派出所の迫害で喉を傷つけられた李さんは、食事を摂ることができなかった。2日後、李さんは痛みを我慢して水を飲み、流動食を食べようとしたが、血が混じったものを吐いてしまった。その後、李さんは急激に身体が悪化し、何を食べても吐いてしまった。そのため、留置場の医者に点滴をされられたが、李さんはずっと吐き気を催し、大量の血を吐くようになった。

 連行されて20日後、李さんは痩せこけてしまい、生命の危機に晒された。

 10月24日、江岸派出所と市留置場側は責任逃れのために、危篤の李さんを解放した。

 李さんは、いまだに食事することも歩くこともできない状態である。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/11/13/282609.html)
 
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