黒竜江省:刑務所で迫害された法輪功修煉者 自立生活もできず
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 【明慧日本2013年12月21日】黒竜江省依蘭(いらん)県の法輪功修煉者・張金庫さん、莫志奎さん、孫文福さん、徐峰さん、李大朋さんの5人は昨年3月29日、県裁判所に実刑判決を宣告された。5人はジャムス刑務所に収容されたが、今年9月19日、呼蘭刑務所に移送され、継続的に迫害を受けている。刑務所で残酷に拷問された張さんと莫さんは健康状態が悪化し、呼蘭刑務所病院に移された。

 懲役12年の判決を宣告された莫さんは、迫害により歩行困難となり、懲役5年の判決を宣告された張さんは、肺結核を患って体がとても虚弱し、意識も朦朧としていて大小便を失禁し、命の危機に晒されている。張さんの状況を知った家族は、張さんの安否を非常に心配し3回、呼蘭刑務所へ行って面会を求めた。しかし、刑務所側は「張金庫が『治療に協力することと刑務所に迷惑をかけないこと』を守り、『転向』もするならば面会を許してやる」と言い、家族と張さんとの面会を断った。

酷刑演示:毒打
拷問の実演:殴打

 10月21日、張さんの家族は4回も刑務所へ行き、張さんとの面会を求めた。張さ んは2人に支えられて面接室にきた。張さんは全身が震えていて、小さな声で「白衣を着た人に殴られた」と話した途端、課長・王が張さんを支えてきた2人に 命令をし、強行に張さんを引き摺って中に入って行った。この場面を見て、家族は「刑務所の中でどんなことをされるのか? さっきの話は何なのか? 何が あったのか?」と、さらに張さんのことを心配した。

  先月6日、張さんの家族は呼蘭刑務所の副所長室を訪ねた。家族は副所長に「依蘭県公安局が張金庫を拷問して自白を強要したため、彼は突発性肺結核を患って 応急手当をし、8日間入院しました。その後もジャムス刑務所で乱暴な灌食を受けました。現在、張金庫は食事を摂る事ができず、大小便を失禁して意識が朦朧 としています。先日、刑務所内で人に殴られたそうで、『重病のための服役中の一時出所』の手続きをしたいのですが」と話したが、副所長は「私たちは張金庫 に治療をさせる」と言った。家族は「張金庫の状態は『一時出所』の条件を満たしているので、刑務所外で治療を受けさせたいのです」と強く求めた。

  その数分後、副所長は教育改造科の副科長・王を呼んできて、家族に王と話をさせた。そして、王は家族に「あなたたちは、法輪功のことをどう思っているの か」と聞いた。家族は「『真、善、忍』は普遍的な価値であり、世界がこれを必要としていて、あなたも私たちもこれが必要です」と答えた。

  それから、王は「張金庫は口を閉じていて、治療にも協力しないし、私のことを無視している」と言った。家族は「彼は無罪だから、無言で抗議をしているので しょう」と言った。すると、王は「張金庫の状況は『一時出所』の条件に値しない。誰も張金庫を殴打していない」と言いながら、家族に受刑者たちが刑務所内 で良い食事をしている写真を見せた。家族は「張金庫と面会させてください。殴られたかどうかを確認します」と言って、面会を強く求めたが、許されなかっ た。

 仕方がなく、刑務所を後にした家族は、直接、省の刑務所管理へ行き、事情を話した。そこで、管理局の職員は呼蘭刑務所に電話をして、「家族の話をきちんと聞くように」と伝え、家族に呼蘭刑務所・唐主任の電話を渡し、唐主任と相談するようにと言った。

 張さんの両親は息子のことを知った後、ショックを受けて倒れた。張さんの妻も心配のあまり食事がのどを通らず、高校生の娘も勉強に集中できなくなった。張さん一家は毎日、張さんのことを心配しながら、過ごしているという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/11/15/282704.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2013/12/9/143557.html)
 
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