【明慧日本2013年11月28日】黒竜江省林口県の林業局職員病院の看護士・王桂玲さん(42歳女性)は今年3月14日、勤め先の病院で警官に連行され、県の留置場に拘禁された。その後、家族は弁護士に依頼したが、当局の裁判所は弁護士にも家族にも通知せず、秘密裏に王さんに対して開廷した。それから、弁護士は何度も留置場に足を運び、王さんとの面会を求めたが、公安局、裁判所、留置場に妨害され、会えなかったという。
王さんは法輪功を修煉しており、いつも「真・善・忍」に従って自分を律し、道徳を向上させ、優しい心を持って人と接している。しかし、中共(中国共産党)の政権は1999年7.20、法輪功への弾圧を開始し、良い人になる努力をしている法輪功修煉者を迫害した。王さんは法輪功を学んでいるという理由で、2回にわたって連行、拘禁された。
2006年4月13日、王さんは職場で、国保大隊、古城鎮派出所の警官に連行された。王さんは警官らに悪罵されながら、殴打され、約3時間続いた。警官らは王さんの髪の毛を引っ張って地面に倒し、靴で王さんを激しく蹴った。それで、顔が腫れ上げ、全身が激痛した王さんは、警官に再び、髪の毛を引っ張って立ち上げられ、激しく平手打ちをされた。その後、警官は裏で王さんの電話明細を調べ、罪を被り、王さんに2年の労働教養処分を下し、 ハルビン市薬物中毒者更正施設に拘禁した。
今年3月12日昼、派出所の警官は王さんの家に行き、家にある法輪功創始者の写真と法輪功の関連書籍を見かけ、「あなたはまだ、法輪功を学んでいるのか」と聞き、王さんは「はい、そうです。この本はとても良い本です。読みませんか」と法輪功の関連書籍を渡した。警官は「読みたい」と言い、本を持って帰った。
しかし、当日の午後、数人の警官は王さんの家に行き、ドアを叩き、王さんを連行しようとした。王さんはドアを開けず、夜中に連行を避けるため、家から出た。
翌日の朝8時ごろ、王さんは病院の院長に電話し、数日間休暇を取りたいと告げた。しかし、院長は「あなたは派出所が探している王桂玲なのか? どこにいるのか? 仕事に戻りなさい」と言った。王さんは再三に休暇がほしいと言ったが、院長は「あなたのことを誰にも言わない。明日、院長室に来なさい。あなたが無事でいることを保証する」と言った。
その翌日、王さんは院長を信じて病院に出勤し、院長室に行ったが、警官に連行された。
そして、家族は王さんのため、弁護士を雇った。弁護士は7月1日午前、留置場に行き、王さんとの面会を求めたが、所長に拒否された。それで、弁護士は公安局の国保大隊に行き、王さんの件について担当者との面談を要求したが、避けられたため、会えなかった。それから、弁護士は裁判所に行き、王さんの案件を聞いたが、裁判所側が「王桂玲の件は2日前に判決を終えた」と言った。裁判所は先週、王さんの家族に「王桂玲に次の火曜日に開廷する」と通知したが、勝手に早め、家族を騙したのだ。
その話を聞いた弁護士は検察院に行き、裁判所の違法行為を告げたが、検察院側が弁護士に「明日、王桂玲と会えるようにする」と、裁判所の違法行為をごまかそうとした。翌日、弁護士は留置場に行ったが、相変わらず、面会を断られた。そのとき、公安局の警官は弁護士に電話をかけてきて、「裁判所で会おう」と言った。それで、弁護士は裁判所に行き、公安局の警官と会ったが、警官に取り調べるようにいろいろなことを聞かれ、王さんと面会することを何も言わなかった。弁護士は再び、検察院に行き、裁判所と公安局の違法行為を告げた。
7月2日、弁護士は再び留置場に行き、王さんとの面会を求めたが、留置場側に「王桂玲をここで扱っているだけだ。公安局と裁判所の署名の同意書がないと会えない」と言われた。弁護士は「裁判所と公安局は弁護士と当事者の面会を阻止する権力がありません。これは弁護士の基本的な権利です。あなたたちは私の正常の公務を妨害しました。あなたたちを訴えます」と言った。
弁護士は上級の政府機関に司法関係者らの違法行為を提訴することを決心した。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)