文/中国の大法弟子
【明慧日本2014年2月16日】ある夏の日、私は同修に誘われて自家用車で隣の街まで真相資料を配りに行きました。目的地に到着したのは夜の9時でしたが、街灯に照らされながらぶらぶらと散歩している人が少なくありませんでした。真相資料の配布は夜中までかかり、それから、急いで帰路につきました。
避けては通れない郊外のある道を走っていた時でした。突然1人の警官が分厚い防弾チョッキを身につけ、ヘルメットを被って前方の道の真ん中に立っているのが見えました。通りかかった車を停めて調べているようでした。ちょうどその時、私達にも車を停めるようにと合図しました。よく見ると数メートル先にはパトカーが停まっていて、その傍に同様の格好をした警官が数人いました。手に自動小銃を持ち、こちらをじっと見つめていました。心臓が激しく動悸しました。
車を停めると、警官が近づいて来て車のドアを開けました。腰をかがめながら車内を見渡した後「車内は年寄りばかりだ!」と一言って、ドアを閉めました。それから運転手を降ろし、車のトランクの検査をして、また一通り見回った後に「オーライ!」と手を振って通行を許可しました。
しかし、「車内は年寄りばかりだ!」との警官の言葉は、全く事実とは違っていました。同乗していた同修達はほとんどが40代で、若くて精力が旺盛で、まさに働き盛りです。それにしても警官は確かな目で確認したにもかかわらずそう思ったのは、師父が同修達を老人に見えるように変化してくださったからでした。もし実際の年齢通り、壮年と見られていればまず、厳しい取り調べを免れることはできず、ひいては面倒な結果になりかねませんでした。師父はそれを見抜かれ、同修達を老人に見せかけるように変えてくださったのです。師父のおかげで無事に危険を乗り越えることができました。
邪悪に迫害されている中で、関、難、危機は付きものです。しかし、私達は法理に基づいて修め、修煉の道を真っ直ぐ歩めば、師父は常に私達を加護してくださっています。無事な結果を間違いなく得られます! 旧勢力は千変万化しても、どんな罠を仕掛けてきても、大法の前では何者でもありません。
私たちは今世で師父に従って行くことができ、この上なく光栄で、なんと幸運なことでしょう! その夜、私達の車はあっという間に無事に家に着きました。同修達はみな心地よく眠りに入り、熟睡しました。