遼寧省:会計士が不当連行される
■ 印刷版
 

 【明慧日本2013年12月4日】遼寧省瀋陽市蘇家屯区の法輪功修煉者・陳福さん(43歳男性)は善良な会計士である。陳さんは法輪功を学んでいるという理由で今年、第12回全国体育大会前日の7月19日に中国共産党(中共)当局の警官により不当に連行された。陳さんの高齢の義父母は陳さんの解放を求めるため、各関連部門を尋ねたが陳さんは解放されなかった。その1カ月後の8月21日、義父はショックのあまり倒れ死亡したという。

陳さん

 陳さんは瀋陽市非鉄金属加工工場(その後、工場が改編した)の会計士で、20代の時から法輪功の修煉を始めた。有能で思いやりがあり、仕事はいつもまじめに取り組んでやり遂げ、職場の上司とも同僚とも良い関係を築いている。陳さんはプライベートでも近隣と良い付き合いをしていて、例えば住んでいるマンションの廊下の照明がよく壊れて、管理する人がいなかったので、陳さんは知り合いを頼んで修理してもらい、自ら照明用具を買って取りつけたという。

 今年の7月19日は陳さんの息子の8歳の誕生日で、夜に陳さん一家は息子の誕生祝いをしていた。突然、東陵区公安分局の国保(国家安全保衛)大隊と東陵区深井子派出所の警官数人が、陳さんの自宅に不法侵入し、警官は暴力的に陳さんを強制的に連行し、家宅捜索を行い私財を没収した。

 陳さんの両親はすでに亡くなっており、陳さんは義父母にとても孝行している。 陳さんの不当連行を聞いた義父母は、高齢で病弱で遠方にもかかわらず、東陵区深井子派出所や国保大隊などの関連部門を訪れ、陳さんの解放を要求した。

 家族は警官に陳さんを連行した理由を聞いた。警官は「昨年、陳福は盛飛達耐水建築材料工場の多種の病気を患っている従業員に、『法輪大法は素晴らしい。真、善、忍は素晴らしいと念じるように教え、法輪功は健康に良いです』と言った。その理由で陳福を捕まえたのだ」と答えた。

 その後、家族は弁護士2人に依頼した。弁護士は「陳さんの言行はまったく法律を犯していません。憲法に属する信仰の自由、言論の自由の範囲内のことです。陳さんに対する連行や家宅捜索、拘禁という行為こそ違法です」と話した。

 陳さんの義父は優しい婿が連行されたことでかなりショックを受け、亡くなる前に婿の安否を気に掛け、「婿は良い人です。婿を連行するなんで、共産党はとても悪いです。共産党は良い人ばかりを苦しめているのです」と話していた。

 弁護士は刑務所で陳さんと面会し、陳さんは警官に被せられた罪は認めていないことを知った。

 現在、陳さんはまだ東陵区留置場刑務所に拘禁されているが、家族は毎日、関連部門に足を運び、陳さんの解放を求め続けているという。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/10/23/281596.html)
 
関連文章