遼寧省:朝陽市公安局 法輪功修煉者112人を連行する計画を立てる
■ 印刷版
 

 【明慧日本2013年12月15日】遼寧省朝陽市公安局・局長・李超は今年9月27日、「本市公安機関に対する打撃防止などに関する20項目計画」(朝公「2013」44号)という文書を、それぞれの公安部門に配布するよう命令した。文書の中には、「12月15日までに朝陽地区で少なくとも112人の法輪功修煉者を連行し、行政処罰と刑事処罰を下す」という内容があった。

 9月16日、朝陽市委員会書記・王明玉は朝陽市公安局に、法輪功修煉者に対する迫害を強化し、裏で迫害を行っても表に知られないよう綿密な計画を立てるよう命令した。

 その後、書記・王の秘密命令は世界のメディアで暴露され、朝陽市の公安部門に衝撃を与え、王と公安局・局長・李も対応に追われるようになったが、その後、李は秘密命令があったという事実を知りながら「出鱈目だ」と反論した。

 王は朝陽市の書記に就任してすぐ、彼に法輪功が迫害されていることの真相を電話で教えた故郷の法輪功修煉者2人を不当に連行し、労働教養を下すよう命令した。今年1月~9月末まで、概算統計によると王の命令で、朝陽地区の58人の法輪功修煉者が不当に連行されたという。

 王が就任して以来、市の官僚は汚職、賄賂、官職売買、建物の強制取り壊し、強制立ち退きのプロジェクトで巨額の金を横領した。告発されて逮捕された官僚も多くいたが、王の根回しで、釈放された。ある官僚は酒に酔って「私の後ろには書記と副市長がいるから、私を告発しても無駄だ」と言った。

 李は王の指名で盤錦市から移動してきた。李は盤錦市の市民・公安部門の警官からも「悪人だ」と言われている。李は法輪功修煉者を迫害し、冤罪を陳情する市民も迫害した。今回、公安局の局長・李は自ら、公安局の21の部署に法輪功修煉者112人を連行する目標を立てさせ、国保(国家安全保衛)大隊の隊長・洪徳明を責任者として指名した。

 今年9月18日、法輪功修煉者・張玉琢さんは繁華街市場で法輪功が迫害されている内容の真相チラシを配った際、市交通支局の警官に不当連行された。その後、警官は張さんの家へ行って家宅捜索を行い、法輪功の関連書籍と大量の私財を没収した。張さんは市留置場に7日間拘束され、交通公安支局の警官に罪を着せられて、案件を検察院に移された。検察院側は「重大事件」として扱い、9月27日に検察委員会を設立し、張さんに逮捕許可を出した。9月30日、検察側は交通支局に証拠を補うよう求め、張さんの案件を戻した。

 張さんの夫は地方でアルバイトをしており、家には義母(84)と、手術をしたばかりの高校生の子供がいる。張さんが拘禁されたため、2人は窮地に追い込まれている。

 かつて、交通支局は法輪功修煉者・陳桂蘭さんを不当に連行したことがある。

 北京市の正義感のある弁護士は3回、朝陽市に来て、法輪功修煉者の無罪弁護を行った。朝陽市の司法関係者らは皆、「中国には法輪功を迫害する法律的根拠がなく、いかなる法律条項も法輪功に言及しておらず、公安部が直接指定した14種の邪教の中に法輪功は含まれていない」とよく分かっているが、法律的根拠もなく、法輪功修煉者を迫害している。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/10/16/281295.html)
 
関連文章